効果の有るのやら無いのやら良くわからないパーツを
「眉唾パーツ」と呼びますが、
どうみてもそれは効果ないだろう!というパーツは
何と呼んだらイイのでしょうねえ?
超強力磁石を○○ホースに巻く事で・・・
なんて話はよく聞きますし、最近では自作○グチューン。
みたいな方も多く居らっしゃるようです。
えっと、磁石を巻くとガソリンの分子がクラスター化云々、で
抜群の効果らしいです。
ですが・・・・。
基本的に
磁石は熱に弱い。
磁石は温度が上昇する事によってだんだん磁力が無くなり、
ある温度を超えると磁石ではなくなり、
ただの石(石じゃあないな、金属だね)になります。
「キューリー温度:強磁性体が磁化を失う温度。強磁性体は通常、外部磁場が0でも磁化を持ちますが、キューリー温度以上になると磁化を失います。」
http://www.jst.go.jp/pr/info/info259/yougo.html(独立行政法人 科学技術振興機構のHP)
よく売られているネオジウム磁石を使ったパーツ。
5000ガウスの超強力磁石がガソリンを○○化・・・。
なんて言われてますよね。
確かにネオジウム磁石はフェライト磁石よりは強力。
でも熱には強い種類じゃない。
一般的にネオジウム磁石のキューリー温度は300℃~400℃位。
磁力があまり落ちないで使用できると、メーカーで使用温度域
とされている温度は
80℃前後位。
エンジンルームの温度は80℃以上になる事も多々ある。
(夏場なんてエンジン掛けずに50℃、60℃もザラだしねえ。)
耐熱ネオジウム云々とかは、ホントに?とハテナが付きますし
ネオジウム磁石より熱に強い種類の磁石もあるんですけど、
お値段高いし、ガウスで表記するとインパクトが弱いから
使われないみたいです。
そもそも磁石を巻いてどう効果が。という話もありますが、
その磁石が、熱で磁力が弱くなってしまったら、
一体何の意味があるのでしょうね・・・。
調べて知ったんですが、
今は「ガウス」という単位は「テスラ」という単位に変わったそうです。ピップエレキバンも今は○○ガウスとか言ってないんですね~。でも新しい単位は数字が小さくなるので、車パーツの世界で誇張表現する際には未だにガウスが使われてるようで。。。
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Posted at 2006/06/26 22:06:05