【水戸事務所案内】第32回「モンテカルロ基礎理論セミナー」開催案内
テーマ:ブログ(1)主催 モンテカルロシミュレーション研究会(代表 桜井 淳)
(2)実施概要
「モンテカルロ計算ガイドライン」_______________「モンテカルロ計算ハンドブック」
1日目(初級コース)
炉物理理論や中性子輸送理論の講義は、Alvin M. Weinberg and Eugene P. Wignerによる”The Physical Theory of Neutron Chain Reactors”, The Univ. of Chicago Pressによりますが、個々の物理過程に桜井が企画・編集した連続エネルギーモンテカルロ教科書「モンテカルロ計算ガイドライン」(JAERI-Rev. 2002-004)の理論を組み込みモンテカルロ基礎理論として体系化した桜井「「MCNPによる中性子・光子輸送計算」講義ノート」(Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.2, No.4, pp.555-566(2003))がテキストとして利用されています。
10:00-11:00 連続エネルギーモンテカルロコード、核データファイル、ポイントワイズ中性子断面積編集システム、汎用中性子断面積ライブラリ及びその他関連ライブラリの現状
11:00-11:30 積分出現粒子密度方程式の導出及び物理的意味
11:30-12:00 乱数及び酔歩
昼休みには偕楽園公園散歩。
13:00-13:30 計算値の妥当性評価(誤差論、臨界計算における線源相関、中性子断面積の共分散の考慮)
13:30-14:00 各種分散低減法(特にウエイトウインドウ(WW)法及びWWジェネレータの理論、中性子深層透過計算におけるウェイト下限値最適推定法、物質密度減少法)
14:00-14:30 最適エスティメータ設定法
14:30-15:30 臨界計算法
15:30-16:00 モンテカルロ固定線源問題最適計算法
16:00-16:30 質疑応答
2日目(上級コース)
原子力分野におけるモンテカルロ計算の現状と最適計算のための改善すべき事項を中心に講義します。
10:00-11:00 桜井・他「モンテカルロ法による中性子・光子輸送シミュレーションの現状」、 日本原子力学会誌,、 Vol.41, No.6, pp.614-627(1999)
11:00-12:00 桜井・他「国内大型原子力施設へのモンテカルロ計算適用の現状、Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.2, No.2, pp.201-214(2003)
12:00-13:00 桜井・他「モンテカルロ法による高エネルギー輸送計算の現状、(書き下ろし)
13:00-14:00 桜井・他「モンテカルロ法による中性子深層透過計算でのウェイト下限値の推定法」、 Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.4, No.2, pp.172-176(2005)
14:00-15:00 桜井・他「公開文献から読み取れるモンテカルロ計算における分散低減法適用に見る懸念事項」、 Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.4, No.3,pp.219-226(2005)
15:00-16:00 桜井・他「原子力分野におけるモンテカルロ法解析の教育方法」、Trans. At. Energy Soc. Japan, Vol.4, No.4, pp.248-258(2005)
16:00-16:30 質疑応答
(3)講義担当 桜井 淳
(4)配布資料 ①桜井が企画・編集した「モンテカルロ計算高度化」研究専門委員会編「モンテカルロ計算ハンドブック」(会員価格5000円)(日本原子力学会、2006)
(5)応募資格 モンテカルロ計算をしているか将来予定している者(原則としてM1以上、大学院生歓迎)
(6)定員 10名
(7)参加費 30000円(配布資料「モンテカルロ計算ハンドブック」代金含む(1日受講の場合は半額)
(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)
(8)開催日 3月28日(月)
(9)開催場所 水戸事務所(予定)