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ウェブアクセシビリティについて

ウェブアクセシビリティとは

ウェブアクセシビリティとは、「高齢者や障害者など、心身の機能に制約のある人でもウェブで提供されている情報に問題なくアクセスし利用できること」を意味しています。「ウェブアクセシビリティ」という言葉を日本語で表現するとしたら、「ウェブの情報伝達の保障」となります。

大阪市旭区医師会 ウェブアクセシビリティ指針

  1. 画像にはALT属性にて簡単な説明を付ける。

    視覚障害のある人の一部は,画面情報(テキスト)を合成音声で読み上げるソフトウェア(音声ブラウザ)を利用しながら,ホームページを閲覧します。そのソフトウェアはALT属性に付けられた説明を画像の代替として読み上げてくれます。リンクボタンとして機能している画像にも「…へのリンク」といったALT属性による説明を付けてください。 注意:ただし,見栄えを良くする以外目的の無い装飾的な画像に対しては,紛らわしさを無くすためにALT属性の説明を付けません。
  2. スタイルシートを利用する場合,規定値に対する割合で文字サイズを指定し,ポイント数やピクセル数によって指定しない。

    視覚障害のある人の中には,文字を拡大して表示するように手元のブラウザを設定している人がいます。ポイント数やピクセル数で指定されると,それがうまく機能しません。
  3. 前景色と背景色のコントラストを高くする。また,赤地に緑,緑地に赤の組み合わせを利用しない。

    視覚障害のある人への配慮をします。色覚に障害のある人の中には,赤と緑の区別が難しい場合が多くあります。また,テキストの見やすさの点から言えば,背景に模様などを付けることも好ましくありません。
  4. 色による情報を,色に頼らない方法でも表現する。

    色によって強調したり,区分する場合,(例えば文字による説明を付ける,文字の無い区分であれば斜線・網掛け等で表現するなど)色情報がなくてもわかるように補助的な情報を加えます。
  5. 音声,動画に対して,その代替となる文章による説明の追加,あるいは字幕挿入を行う。

    主に聴覚障害のある人への配慮ですが,日本語を母国語としない人やサウンド機能を持たないコンピュータでアクセスする人に対しても役立ちます。BGMや飾りのアニメーションなど,特に重要でない素材は削除する方が好ましいと言えます。
  6. 各ページに適切なタイトルを付ける。

    内容が連想される分かりやすいタイトルを<HEAD>の<TITLE>部に付けます。サイトの構造の理解を助け,情報が探しやすくなります。リンク先のページが元のページの続きであるなど,同じ内容である場合でも,「…1ページ目」,「…2ページ目」などを付け,それぞれを区別できるようにします。
  7. フレームの乱用を避け,各項目を順序良く配置する。

    音声ブラウザは,フレームを別々のページとして読み上げます。そのため,そのソフトウェアを利用している人には,フレームがかえって使いにくい場合があります。また,項目がばらばらに配置されていると,選択の枠があちらこちらにとび,例えば(マウスを使わず)キーボードによってアクセスする人が,どの項目が選択されるいるのか見失ってしまう可能性があります。すっきりしたデザインを心がけます。
  8. キーボードのみでリンク,ボタン,メニュー等の項目を全て選択できるようにする。

    運動機能障害のある人の中には,マウスが利用できない人がいます。選択できる項目がキーボードのみでアクセスできるような配慮が必要です。項目間の移動,選択は,「TAB」キー,「ENTER」キーによって行えますので,確認して下さい。アクセスが不可能な場合は,それらを用いない別の情報提供の方法を考えます。
  9. マウスで選びやすいようにボタン等の選択項目のサイズを大きくし,また互いの項目の間隔を適度に開ける。

    上記とは逆に,運動機能障害のある人には,キーボードが使えず,マウスによってのみコンピュータを操作する人もいます。ただし震えや緊張などによって正確な操作の難しい場合があり,それらの人への配慮が必要です。
  10. PDF文書やJava,Flash,Shockwave等,他のプログラムによるオブジェクトがある場合,その代替となるHTMLページを用意する。

    PDF文書や Java,Flash,Shockwave等を利用したページは,画面情報(テキスト)を音声で読み上げるソフトウェア(音声ブラウザ)に上手く対応しない場合が多くあります。また,それら他のプログラムは,キーボードでアクセスする人には利用できない場合がしばしばです。それらを利用しなくても同じ情報を得られるように代替手段を用意します。
  11. 丸数字等の機種依存文字の使用を避ける。

    特殊文字(丸の中に数字が書かれたもの,全角のギリシャ数字,特殊記号など)は,Windowsで見ることができるが,Macintoshでは見られないといった現象が起こるため使用しないようにします。