ランキングと言う魔物をうんだのは偏差値教育の仕業か
ラーメン

食べもの商売はオンリーワン
自分の店の味を守るのでは無く磨いて行き続ける
これが当たり前だと思っていました

十年振りに世間に出まして
一番驚いたのがランキング社会です
千葉駅近辺にはそんなポップやら掲示板が沢山有ります
ランキングって?

続きは二十三時頃
久々にグッサリ書きます
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千葉のランキング何位の店
この本で紹介された店
不思議なんですね

長く飲食業をやった人間にとってお互いに切磋琢磨はしても外の評価に惑わされたりしない
東金有料道路の大宮インター
とんこつラーメン一代が有ります
今は息子さんが後を継いでいます
親父さんのラーメンが好きで通ったのは随分前ですが
恵比寿香月 堀切弁慶は仲間だよ
とんこつラーメンは屋台でみんなで始めたんだよ

アッサリした屋台のラーメン
そこに
グツグツとんこつを煮た濁ったスープのラーメン
これがウケたんだそうです
そんな屋台に板前さんやらタクシーの運転手が集まって来たとか
ひとりまたひとり
店を構えて行ったそうなんです

一代の親父さんの言葉でして
元は同じスープなんだけど個性が出たんだな
ラーメンなんて所詮一杯五百円お客さんから頂いてどう表現するかだよ
キッチンにはタイマーだらけ
麺を茹でる 餃子を焼くとき全てタイマーを使う
何十年やって来たプロ中のプロ
一杯のラーメンに全精力を注ぎ込む

都内の仲間の店は有名店になる
そんな事はお構いなしです
いつ行ってもタイマーを睨みラーメンを淡々と作る
そんな姿が好きでした
いつかそうなりたいそんな気持ちになりました

週の殆ど農家の方と話します
感性が合うんです
休み無しで土と向かい合う
休みな無しで作物を次から次に作り続ける
収穫の喜びなんてのは氷山の一角
また畑と向かい合うだけです

飲食店も同じなんです
一年360日店を開けていました
毎日淡々と仕込みをしながら店を開け続ける
農家の方と話しが噛み合うのはそんな訳なのか

その反面
ランキング社会がはびこっています
ランキング何位とかは安心の印です
冒険をしない症候群が目立ちます

今日
千葉三越の広場物産展での場面です
尾道ラーメンのチケットを買いながら
これ美味しいよね?聞いている四十代半ばの方です
美味しいですよ
レジの方は一応答えます

不思議な会話だな!なんて思ってしまいます
自分で美味しそうなものを探す
味は自分で確かめ無いのか

…べきです
…の傾向です
こんな言葉が溢れています
ただでさえ普通と言うものが安心
人と同じだとホッとする

そんな中に生まれた偏差値教育です
同じレベルをそろえるため
そんな環境から生まれたもの
ランキング社会だと思います
昔気質のカレーやには理解出来ません

自分で決める
自分で評価する
なんで出来ないのかな
2008年05月08日

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