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「この国が成長しなくなったということが一番大きな問題」──。なぜ、日本は成長しなくなったのかを考えた場合、産業構造と社会構造の要因をあげ、「どの産業もプレーヤーがいっぱいいて消耗戦、われわれも日本国内の利益はゼロ。建設機械は日本が世界一安い」と産業構造の問題点を指摘するのは建設機械最大手、コマツ会長・坂根正弘氏。
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軽自動車全盛時代はリーマンショックで終わり、各社いかに生き残るかを模索している。必要なのは得意技。ダイハツは低燃費車を開発中。また、中国、欧州市場から撤退し、アジア市場に注力。しかしインドネシアとマレーシアの二カ国しかない現状からいかに海外展開を広げるか。さらには次世代カーといわれる電気自動車を軽の分野でどう取り込むか。「中小企業精神で生き抜く」と宣言する伊奈氏のカジとりは──。
製薬業界は近年、大型薬の特許切れが続出する「二〇一〇年問題」に苦しんでいる。大手新薬メーカーの業績は、年間1000億円以上を売り上げるブロックバスター≠ノ支えられているが、年間1兆円以上を稼ぐファイザーの「リピトール(高コレステロール血症治療剤)」も今年特許切れを迎えるなど、製薬大手を取り巻く状況はますます厳しくなっている。日本でも第一三共を除く、武田薬品工業、アステラス製薬、エーザイの三社が「二〇一〇年問題」に直面している。