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佑ちゃんの肉声が消える!?きっかけはフジテレビ

2011年02月13日
スポーツ

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【プロ野球】佑ちゃんの肉声がお茶の間から消える!? 日本ハムのドラフト1位・斎藤佑樹投手(22=早大)のインタビューに対する“事務所チェック”が強化されることになった。テレビ各局につき1回、斎藤の独占取材が許可されている今回の沖縄・名護キャンプだが、フジテレビのインタビューがきっかけである問題が勃発。今後、斎藤を取材する局に対する事務所のチェックはより厳しいものになるという。

 今キャンプ中の独占インタビューに関し、斎藤の所属事務所「バウ企画」はテレビ局側に対して「各社1回のみ。映像の二次使用の場合は5万円支払う」という条件でOKしている。
 だが、インタビューには「禁止事項」ともいうべきものが設けられていた。テレビ局関係者によれば「事務所サイドは斎藤に『○○したい』といった発言は極力させたくないようです。理由はプロで一球も投げていない投手がハードルを上げる発言をしてもメリットがないから、ということのようです」。これまでは各局とも事務所の方針に従ってきた。そんな“事務所チェック”をさらに強化させるに至る出来事が起こった。
“きっかけはフジテレビ”。5日発行の本紙が報じたあの一件だ。3日深夜に放送された「すぽると!」の中で、斎藤は聞き手の三宅正治アナウンサーに乗せられるかたちで「紅白戦(7日、8日)では1イニングぐらい、サムスン戦(13日)では3イニングぐらい投げたい」と発言。翌日にその発言を聞いた首脳陣が「(投手の)スケジュールを決めるのは斎藤じゃない」(吉井投手コーチ)と大激怒した。
 3日の時点で斎藤は10日に打撃投手を務め、13日のサムスン戦で1イニング限定で登板する予定が決まっていた。育成方針にそぐわない発言を“誘導”されたことで首脳陣が激怒するのも無理はないが、事務所側も態度を硬化させた。斎藤へのインタビュー回数や映像の二次使用に関する“縛り”に加え、質問内容など、今後は今まで以上に細かく厳しいチェックを入れるのだという。
 7日現在、独占インタビューを行っていない局はTBSと日本テレビ。特に、TBSは野村克也・楽天名誉監督と斎藤の対談を企画している。ノムさんと言えば“ボヤキ”と歯に衣着せぬ発言。斎藤が答えに窮する場面があるかもしれない。視聴者もそんなハプニングを期待しているだろう。それだけに事務所チェックが厳しくなれば、同局には頭の痛い問題だ。
 プロ入り後、斎藤が事務所に入ったことで学生時代のように取材することが難しくなり、頭を抱えていたテレビ各局は、今回の一件でさらに自分たちの首を絞める格好になったといえる。周囲がヒートアップすればするほど、お茶の間に届けられる斎藤の声は少なくなってしまいそうだ。

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