赤西　７月全米デビューは最強布陣　Ｒ＆Ｂ王子と大物プロデューサー

　ＫＡＴ−ＴＵＮを脱退しソロ活動中の赤西仁（２６）が今年７月に全米デビューシングル（タイトル未定）を発売することが１３日、発表された。曲を手掛けるのはデビュー曲が全米ヒットチャート１位の強力歌手ジェイソン・デルーロ（２１）。この日、東京・日本武道館で、全米ツアー凱旋（がいせん）ライブの開演前に会見した赤西は「すばらしいこと」と期待を込めた。

　赤西の記念すべき全米デビュー曲は、世界４大メジャーレーベルの１つ、ワーナーミュージック・グループの「ワーナーブラザーズ・レコード」から７月にリリースを予定している。作詞作曲を担当するジェイソン・デルーロは、２００９年に自ら書いたデビュー曲「Ｗｈａｔｃｈａ　Ｓａｙ」でいきなり全米１位になった強者だ。

　ワーナー側が持ち込んだ約３０曲のデモのうちデルーロの作品を気に入った赤西が、仮歌を録音したところ、デルーロ本人が「曲にぴったりだ」と感激。２人のデュエットで赤西のデビュー曲にすることが決定し、今月からロサンゼルスでレコーディングに入った。デルーロは“横顔王子”と呼ばれるＲ＆Ｂ界の王子キャラ。日米のイケメン同士のコラボが話題を呼びそうだ。

　制作を取り仕切るのは、デルーロのデビュー曲も手掛けた音楽プロデューサー、Ｊ・Ｒ・ロテム。０６年に女性歌手リアーナ（２２）の初の全米１位曲「ＳＯＳ」をプロデュースして注目を集めたヒットメーカーだ。

　同年の男性歌手ショーン・キングストン（２１）のデビュー曲「ビューティフル・ガールズ」は米国のみならず全英、ドイツ、豪州で１位になる世界的な大ヒットに押し上げた。新人発掘に抜群の手腕を発揮してきただけに、赤西のデビュー曲が全米チャートを制する可能性は大いにある。

　２月１７日に凱旋ツアーを終えた後、今年前半は米国を拠点に活動するという赤西。「（デビュー曲は）ポップな感じになると思います。秋までにはアルバムを出したい」。話す言葉は短くても、貪欲さをにじませた。

　凱旋ツアーの模様を収めたＤＶＤが５月４日に発売されることも決定。

　前日にＣＤデビューが決まった事務所の後輩、Ｋｉｓ−Ｍｙ−Ｆｔ２（キスマイフットツー）について、赤西は「さっき聞きました。よかったです。北山に電話します」と祝福。１１日に北山宏光（２５）と会ったそうで、「そんなことひとことも言ってくれなかった」とちょっぴり不満そう。報道陣からステージ上でのサプライズ発表だったことを聞くと、「ジャニーさん（喜多川社長）はそういうとこまでエンターテインメントなんですね」。