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【プロ野球】沢村フォーク解禁 川口コーチは再封印指令2011年2月14日 紙面から
巨人の沢村拓一投手(22)=中大=が13日、宮崎キャンプで今まで一度も投げていなかった持ち球のフォークを、ブルペンで解禁した。15日に先発予定の紅白戦でフォークを駆使する予定だったが、川口投手総合コーチは「今はいらない」と封印を指示。意気込むルーキーと対照的に、公式戦まで投げないよう求めた。 1月29日の初ブルペンから16日目。「スライダー、カーブができてくれば投げる自信はある」とフォークの公開を後回しにしていた沢村は、最後の武器の封をついに解いた。剛腕から放たれた球は、推定140キロに近い速さで変化してミットに収まる。落差は小さくスプリットに近い。この日投げたフォーク4球のうち、3球は高めに抜けたボール球。残る1球は本塁の手前で鋭く沈んだ。 この4球だけで良しあしは判断しづらい。ただ、直球とスライダーが一級品であるのは分かっている。だから、川口コーチは不要論を唱えた。「フォークは投げなくていい。直球とスライダーだけで抑えられるのだから」。そこにあるのは本格派として大きく育てたいという親心と、シーズン本番を見据えた戦術眼。「(公式戦まで)投げない方が相手も嫌がる」と説いた。 もっとも、川口コーチの助言通りにお蔵入りとなるかは分からない。紅白戦で沢村とバッテリーを組む予定の阿部は「楽な場面で(フォークを)投げさせたい」。主将がサインを出す可能性は十分ある。 デビュー戦でファンを魅了しようという考えは沢村にはない。「(客席は)意識しない。打たれるのも勉強。自分の力を出せればいい」。己を強く保ったままマウンドに向かう。 (永山陽平) PR情報
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