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【プロ野球】マー君人生初の207球 佑に負けない熱投2011年2月14日 紙面から
名護でデビュー戦を迎えた宿命のライバル・斎藤に対抗するように、人生初の大熱投となった。楽天の田中将大投手(22)が13日、久米島キャンプのブルペンで207球を投げ込んだ。球数が200球を超えるのは「人生で初めて」。疲労が見え始めた150球目すぎからは納得する球を放れず、奇声を発するシーンも目立った中、2日前の120球に続く投げ込みとなった。 熱投に次ぐ熱投だ。田中はリリースの瞬間のみ力を入れる新しい投げ方にチャレンジ中。コーチ陣も腕力任せで投げていたこれまでのスタイルから一皮むけてもらうためにも、徹底した投げ込みを指令したもよう。 200球超えについて「意味はないです。いろいろ確認したいことがあった」と田中。納得できない投げ方だったときは「違う」「早い」などと叫んだ。疲労感がにじんでいた196球目には「分かった」との言葉が漏れた。田中本人は「何も分かっていないです」とうそぶいたものの、未知の球数に達して何かをつかんだのか。いずれにせよ、最後は極限状態となる中で、懸命に投げ抜いた。 投球を視察した星野監督も現役時代のプロ1年目に200球近い投げ込みを連日繰り返した経験がある。「(田中の投球は)力みがなく前だけでパンと投げていた。試合では打者が立つので厳しくなる。今のうちにしんどい思いをした方がいい」と目を細めた。今後は、休日明けの15日にも紅白戦に初登板し、さらにペースアップしていく。 PR情報
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