還暦を迎えたショーケンが、私生活でも新たな門出を迎えていた。
この日、いま最も輝きを放っている著名人として「山梨文学シネマアワード2011」の「リヤドロ・アワード」を受賞した萩原は、冨田を連れて会場入り。公の場では初となる“想定外”ツーショットに報道陣が色めき立つ中、壇上では「奥さん」と紹介され会場から驚きの声があがった。
「奥さん? ハイ。いいんです」。授賞式後に取材に応じた萩原はキッパリ。「2月7日(午前)8時35分に(婚姻届が)受理されました」と結婚を電撃発表した。
決断の理由は「ジェットコースターみたいな人生だったんですが、メリーゴーラウンドにしたいなと考えた」。さらに「挙式は6日に箱根神社で行いました」とも報告した。
挙式はもう少し早い時期を考えていた。ただ実は、恐喝未遂容疑などで過去に逮捕された際に更生の道を示し、「母」とも慕う小説家、瀬戸内寂聴さん(88)が体調を崩し1月末に手術していた。回復を待っていたが、体調が戻った寂聴さんから「『GO』と言われた」と萩原。「母」の後押しで結婚を決めた。
挙式では長年の友人でファッションデザイナー、菊池武夫氏(71)がデザインするブランド「40CARATS&525」の衣装を着たそうで、「受賞の喜び、結婚の喜び、また最近(独立して)フリーエージェントになりましたので、三重の喜びです」と顔をクシャクシャに。
すでに同居しており、冨田の魅力については「ひと言でいうと『スッキリ』。話していて楽なんです」。関係者によると今月にも新婚旅行に旅立つ予定で、萩原は「彼女に出会ってから『まだ60代』と思うようになった」と吐露。左手薬指には新妻の名前、リカのイニシャル「R」が大きく描かれた指輪が光り、「彼女の(指輪)はKです」とうれしそうだ。
派手な結婚歴、女性遍歴でも名をはせたショーケンだが、この日の笑顔は恋したばかりの青年のように輝いていた。
★09年秋に出会い熱烈アタック
2人は09年秋に冨田がモデルを務める女性誌「美STORY」の対談で出会い、意気投合。当時、人妻だった冨田とショーケンは家族ぐるみの交際だったが、冨田が離婚した昨年8月に女性週刊誌が手つなぎデートする姿をキャッチした。その直後、駆けつけた報道陣に萩原は友人関係を強調したが、「正式にお付き合いしたい」と公開告白し、さらに本人にメールでアタック。独身になった冨田は当時レギュラー出演していた「スッキリ!!」を通じ、「真剣に考えたい。うれしい」とラブコールに応え、報道から数日後に一気に交際に発展した形だった。
法律上、冨田の結婚が可能となるのは離婚半年後の今月で、まさに速攻でゴールインとなった。