「練習試合、広島5-10日本ハム」(12日、沖縄市野球場)
勢いが止まらない‐。日本ハム・中田翔内野手(21)が12日、練習試合・広島戦(沖縄)で2打席連続本塁打を含む2安打3打点と大爆発した。昨年に続く対外試合初戦でのアーチ。10日に斎藤佑相手のフリー打撃で柵越えを量産し波に乗っている若き大砲候補が、レギュラー奪取へまた一歩前進した。
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「ドスン!!」。中田が放った豪弾が沖縄市野球場のバックスクリーンを襲った。四回2死一塁から青木の直球を一閃(いっせん)。10日に“佑撃ち”を果たした勢いそのままに、初の対外試合で125メートル弾を放つと、詰め掛けた1500人観衆から大歓声が湧き起こった。さらに六回にも左越えソロ。今井が投じた内寄りの直球をうまく肘をたたんで打ち返し、両軍ベンチ、ファンをうならせた。
1軍級投手から2発を放ち「1打席1打席、1球1球に集中してバットを振れた。2本出たのは良かった」と手応えを口にした。前日「明日の試合では打てるでしょう」と予言していた梨田監督も「状態は悪くない。2本ともいい当たりだった」と目を細めた。
今キャンプは絶好調だ。斎藤佑と4年半ぶりに“対戦”したフリー打撃では28スイングで7本の柵越えと、怪力をアピール。今季から取り組む両脇を締めてコンパクトに振る新打法がフィットしている。持ち前の長打力に確実性が加わったことが、最大の進化といえる。
精神面の成長もうかがえる。三回1死二、三塁で浅い中飛。内野ゴロでも1点という場面でチーム打撃ができず「情けない。二度とないようにしたい」と猛省した。本塁打2発にも浮かれることはない。今季は左翼、一塁、DHのレギュラーが未確定。中田がこのまま進化を続ければ、いずれかのポジションをつかむ可能性は十分ある。
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