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【東京】大学空白区解消へ 小中学校跡地に墨田区が公募2011年1月21日
二十三区で唯一、大学がない墨田区が、大学誘致を目指して二十日から公募を始めた。予定地は同区文花一の小中学校跡地。建設中の東京スカイツリーから徒歩十分の好立地に学生を呼び込み、周辺の活性化につなげたい考えだ。 (小野沢健太) 誘致する場所は、隣接している旧西吾嬬小と旧曳舟中の跡地で、一万七千八百八十平方メートル。両校は少子化の影響で一九九九年三月末に廃校となり、現在は校舎を産学官連携プラザや文化財の保管場所として活用している。 募集対象は、四年制の大学。応募条件は、周辺への地域貢献活動をすること。区は、地域へのキャンパス開放や小中学校との交流、住民対象の講座実施などを想定している。 五月に応募書類を受け付けて審査し、八月ごろに候補者を決め、来年十月ごろの契約締結を目指す。既存の校舎などは区が取り壊す。開校は二〇一五年度以降になる見通し。 跡地には当初、陸上競技場を整備する計画だったが、財政難で断念。その後、規制緩和で学校を建設しやすくなったことなどから〇八年十一月に大学を誘致する方針を決め、地元との合意形成を進めてきた。 区企画経営室は「若者が入ってくることで商店の活性化や文化活動の発展などにつながれば」と話している。 PR情報
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