エンタメ【地デジカウントダウン あと半年】(下)テレビ局重き負担 サービスと国策の板挟み+(3/3ページ)(2011.2.12 22:46

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【地デジカウントダウン あと半年】
(下)テレビ局重き負担 サービスと国策の板挟み

2011.2.12 22:46 (3/3ページ)

 1月24日夕、NHKと民放のアナログ画面は1分間、「砂嵐」と先のメッセージで埋まった。普段から画面の上下を占める停波のお知らせ。自宅にデジタルとアナログ合わせて4台のテレビを所有するという岩手県金ケ崎町の農業、小原敬さん(64)は嘆く。

 「完全移行の告知はもう分かった。デジタルではリモコンで番組参加ができるなどというが、大きなお世話だ。アナログでも不満はなかった。愛用してきたテレビを、最後まで静かに楽しませてほしい」

 テレビがなじんだお茶の間に、「国策」が手を突っ込んだ「完全地デジ化」。片山善博総務相は「期限の延期はない」と胸を張るが、視聴者、自治体、テレビ局には不安の表情が目立つ。

【用語解説】7月のアナログ画面

 1日から24日正午まては番組の放送を続けるが、画面の隅に「終了まであと○日」という告知のカウントダウンの字幕が入る。また、時折、全画面を使った字幕に切り替えて告知する。24日正午からは番組放送を止め、全画面を使って終了を告知。25日午前零時をもってテレビ局はアナログ放送を終了し、以後は「砂嵐」画面となる。

(草下健夫、三宅陽子、植木芳和が担当しました)

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