エンタメ【地デジカウントダウン あと半年】(下)テレビ局重き負担 サービスと国策の板挟み+(2/3ページ)(2011.2.12 22:46

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【地デジカウントダウン あと半年】
(下)テレビ局重き負担 サービスと国策の板挟み

2011.2.12 22:46 (2/3ページ)

 岩手めんこいテレビの前田秀男(しゅうお)取締役編成技術局長は、ローカル局の厳しい事情を打ち明ける。同局は平成3年4月に開局、「当初からの累損を解消し、さあこれからという時期に、今度はデジタル化の重い負担がかかり始めた」という。

 地デジ化関連の支出は、スタジオ設備などを含めてこの5年で40億円ほど。年間売上高約33億円の同局をはじめ、ローカル局には重過ぎる負担だ。デジタル化の完了後には、使わなくなったアナログ中継局の撤去という新たな負担も待ち受ける。その費用は、ローカル局で平均3億円とみられ、民放連は「国の施策なのだから国が支援すべきだ」と主張している。

 ローカル局の苦悩は費用面だけではない。阪神タイガースを中心とした手厚いプロ野球中継や、キー局系にない番組編成で人気の独立UHF局「サンテレビジョン」(神戸市)は、兵庫県と大阪府の全域に加え、京都府や奈良県、四国、中国地方など周辺の一部でも視聴できる地域があり、広いカバーエリアを特徴としてきた。ところが、デジタル化によって映らなくなる地域が発生する。同局は「コメントは避けたい」と苦しい表情だ。

「大きなお世話」

 「あなたがご覧のテレビはアナログ放送です」

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