横浜市議会:開国博の赤字補填…補助金12億円案を可決

2010年12月16日 21時58分 更新:12月16日 22時2分

「開国博Y150」の開会式で開会宣言する小野耕一・横浜開港150周年協会専務理事=横浜市中区で2009年4月27日、佐々木順一撮影
「開国博Y150」の開会式で開会宣言する小野耕一・横浜開港150周年協会専務理事=横浜市中区で2009年4月27日、佐々木順一撮影

 約25億円の赤字が見込まれる昨年の横浜開港150周年事業「開国博Y150」を巡り、横浜市議会は16日、赤字補填(ほてん)のため、12億6551万円の補助金を支出する補正予算案を可決した。

 市は07~09年、計82億円を事業主体の外郭団体に補助してイベントを推進。しかし入場者数は目標の4分の1以下の約124万人に低迷、収入不足に陥っていた。市はイベント委託業者に支払額減額を求めているが、新たな追加支出は不可避とみられる。

 市議会では、当時の市幹部や予算を承認した市議の責任を問う意見も出たが、林文子市長は「特定の人の責任を問うのは適切ではない」と答弁している。【杉埜水脈】

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