12日にあった九州新幹線の試乗会で、熊本県宇城市の3歳男児が車両とホームのすき間から線路に転落した。男児にけがはなかった。
JR九州熊本支社によると、男児は祖母と一緒に試乗会に参加。熊本駅ホームで車両から降りる際に、約16センチ離れたホームと車両のすき間から、約2.6メートル下の線路に落ちた。男児の乗っていた車両は福岡寄り最後尾だったため、ホーム端の階段まで作業用通路を自力で歩いてホームに戻った。
熊本駅の新幹線ホームには、通常時の転落防止用の柵はついている。ただしホームにカーブがあるため、乗降時に車両によってはホームとのすき間が広くなっていることから、同社では注意するよう呼びかけている。【結城かほる】
毎日新聞 2011年2月13日 22時04分