自民党の石破政務調査会長は福井県越前市で講演し、菅政権の外交について、「アメリカ、中国、ロシアの3か国との関係をすべて悪くしており、日本の外交は戦後最悪の状態にある」などと批判しました。
この中で石破政務調査会長は、菅総理大臣がロシアのメドべージェフ大統領の北方領土訪問を「許し難い暴挙だ」と先に批判したことについて、「思いつきの菅総理大臣の発言で、前原外務大臣のロシア訪問は無意味なものになった」と述べました。そのうえで、石破氏は「日ロ関係だけでなく、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題の迷走で日米関係も最悪で、尖閣諸島沖の中国漁船の衝突事件以来、日中関係も最悪だ。この3か国との関係がすべて悪いのは戦後初めてで、今の日本の外交は戦後最悪だ」と述べ、菅政権の外交を批判しました。