井上:
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この作品の、「自分の運命から逃れられるのか?」というテーマについて、僕自身のことと重ねながら、毎回考えています。ヴォルフガングには“アマデ”という自分の才能の化身が見えていて、それが実際どんな感覚なのか?毎シーズン分かったようで分からないままだったりします。他にも、劇の冒頭などに出てくる“小箱”は何なのか?とか。そういったことにも心を留めながら、深めて演じたいと思います。 |
山崎: |
楽譜をもらったばかりなのですが、一見して複雑な音がとても多いんです。でもその音符 1 つ 1 つに意味があると思うので、まずはそれを考えて、しっかり歌えるようになりたいです。井上さんもおっしゃっていましたが、“アマデ”との関係性を大切にしていきたいと思います。 |
島袋: |
「もう 1 度やりたい!」って思っていたのですが、再演は初めての経験です。今は先が見えない未知な気持ちでいっぱいです。前回の経験をふまえて、また一からコンスタンツェを深めていきたいと思います。 |
山口: |
2002 年初演の時に小池さんから、「このミュージカルは出た方がいいよ!」と言われてから 8 年が経ちました。色々なことを考えながら、みなさんと舞台の中で役として生きるのが楽しみです。 |
市村: |
本日の会見前に皆さんに披露した、前回公演の舞台映像を横から観ていて、また思いを新たにしました。この作品に出演するということは、息子のヴォルフガングや、娘のナンネールといった「家族にまた会える」とい感じに似ています。 僕自身、人の親になったことによって、ここにいる 2 人のヴォルフガングとの間にどんな親子関係が生まれるのか?きっと今までとは違うと思いを抱きながら稽古をするのが今から本当に楽しみです。心の動きがお客様にちゃんと伝わる様に、観てもらえればと思います。 |