今週はユーロ債の入札が重なったためか、ユーロ主導の相場展開となっているようですね。裁量トレードのメイン通貨としているUSD/JPYが明確な値動きを示さないので、昨日から地味にXAG/USDを売っています。XAU/USDと共に2月21日前後までは調整局面になるでは?と見ています。
さて、Kabool Alertとして配信している自作EAのデモ取引が酷い成績となっている上に、新EAの制作も行き詰まり気味なので、ここ2、3日はソースコード公開の24時間スキャルEA"SteadyWinner EA"で遊んでいます。先日も"SteadyWinner"のロジックに使用されているW%RをW%R*3にリプレースしただけで性能が向上しましたが、単純にTPの設定を変えるだけでもバックテスト結果の向上が得られましたので、紹介します。
具体的には、"SteadyWinner EA"のバックテストの取引履歴をみるとTPの初期設定値12に到達しないケースも結構あるようなので、このTP値を7に変えるだけです。

ソースコードの「//in both Buy / Sell orders」というコメント下2行目を次のように変更することになります。
double dOneTakeProfitPoint = 12; → double dOneTakeProfitPoint = 7;

この変更によるバックテスト結果は次のとおり。
Initial deposit 1000.00
Total net profit 3071.31
Gross profit 7340.25
Gross loss -4268.94
Profit factor 1.72
Expected payoff 2.53
Absolute drawdown 3.70
Maximal drawdown 253.91 (10.14%)
Total trades 1216
Short positions (won %) 547 (78.43%)
Long positions (won %) 669 (81.17%)
Profit trades (% of total) 972 (79.93%)
Loss trades (% of total) 244 (20.07%)
Largest profit trade 59.10 loss trade -92.41
Average profit trade 7.55 loss trade -17.50
22_Custom_x3_7pips

この結果はW%R*3実装時のものですが、おそらくデフォルトの"SteadyWinner EA"でも同様の向上がみられると思います。基本ロジックが優れているようなので、ポジ取りの精度を高めるカスタマイズと設定次第では絶好調EA"White Tiger"を超えるかもしれません。