東京・目黒区夫婦殺傷事件 逮捕された65歳男、事件後に海外に渡航する準備
東京・目黒区で1月10日、80代の夫婦が男に襲われ、夫が殺害された事件で、逮捕された65歳の男が、事件後、海外に渡航する準備をしていたことがわかった。
殺人などの疑いで逮捕された福島・いわき市の無職・木村義昭容疑者(65)は1月、目黒区の大原道夫さん(87)宅で大原さんを刃物で刺し、殺害するなどした疑いが持たれている。
警視庁は、これまで2日間にわたり、福島県の木村容疑者の自宅を家宅捜索し、洋服や名刺などおよそ60点を押収したが、大原さんとの関連を示す物は出てきていないという。
また、警視庁のその後の調べで、木村容疑者が事件後、アジアへ渡航する準備をしていたことが新たにわかった。
木村容疑者はこれまで、1968年から10年ほど、神奈川・川崎市に住んでいた以外は、ほとんどが福島県にいることから、警視庁は、海外への渡航準備は旅行ではなく、逮捕される前に海外逃亡しようとした可能性が高いとみて捜査している。
また、木村容疑者は、警視庁の事情聴取で「大原さんには申し訳ないことをした」と、初めて謝罪の言葉を口にしたという。
警視庁は、13日から本格的な取り調べを開始し、事件の全容解明を進める方針。
(02/12 18:21)