正式団体名 聖書配布協力会 立教 不明
開祖・教祖 不明 現指導者 不明
聖典・教典 旧約聖書・新約聖書 本拠地(聖地) 宮城県伊具郡丸森字雁歌62
崇拝対象 天の父なる神 信徒数概算 不明
関連企業 グレープシティ株式会社 宮城明泉学園
教団の特色
民家の塀や壁などに、黒地に白文字で「死後さばきにあう 聖書」と書かれたブリキの看板が貼り付けてあるのを見たことはありませんか?私の出身地である北海道では結構頻繁に見ることができました。同じブリキ材質の看板としては、大村昆のオロナミンC≠ニ同じくらい頻繁に見かけました(知ってる人いますかね?)。
死後さばきにあう」だけ、しかも黒地に明朝体でぶっきらぼうに書いてあるだけなので、子供の頃は不思議であると同時に不気味で怖い存在でした。

最近になってこの看板の由来を知ることができたのですが、これは俗称「キリスト看板」といわれるもので、設置している団体名は通称「聖書配布協力会」というのだそうです。この謎の掲示物に興味を持って調べている人がインターネット上には何人も存在しますので、詳しい説明はそれらの方たちにお任せしたいと思います。(下記「関連リンク」の項参照)

聖書配布協力会は宗教団体ではないそうです。聖書の言葉を広めるために活動していますが布教が目的ではないということで、宗教法人格も持っていません。本部は宮城明泉学園の校舎を兼ねているようです。

なお、キリスト看板の親戚ではないですが、白い角材に黒字で「世界人類が平和でありますように」と書かれたブツを見かけたことがある人もあるかと思います。これはWPPSという団体が行っている世界平和運動で、母体はやはり宗教団体です。興味のある人は白光真宏会の解説ページをご覧ください。

教団の発祥

下記リンクのサイトにて詳しく説明されているが、第二次大戦後、進駐軍としてやってきた米国人がこの国の子供たちの悲惨な状況を見て、聖書の言葉を日本全国に広めようと一念発起したのがこの団体の発祥になっているという。この元軍人は小学校を作って身寄りのない子供を引き取り、共同生活を送りながらキリスト看板を作り貼って歩いた。後にこの小学校の卒業生たちも活動に加わり、いまでは数百人体制で看板作りと看板貼付活動に勤しんでいるという。

東京では、この団体が街宣活動をしている。真っ黒なボディになにやらいっぱい標語が書かれたワンボックス車を交差点の前に停め(ぱっと見、右翼の車と間違えがちである・・・)拡声器で聖書の言葉をがなっているのを聞いたことがある人もいるだろう。新宿東口アルタ前、池袋東口西武デパート前の交差点でよくやっている。
「神の言葉を信じなさい」「イエス・キリストは・・・」などと延々と聖書の言葉を街行く人に投げかけるのみである。何らかの勧誘活動をしているわけでもないので不思議に思う人もいるだろうが、前述のようにこの団体の目的は布教ではなく聖書の言葉を広めることにある。

関連リンク
基督看板 キリスト看板展示室 キリストさんがやってきた
2ch「心と宗教」より該当スレ