「明日、結婚式を挙げます。湊川神社です」
春の農村歌舞伎の客席でであったヤコポさんは、イタリア人の両親と妹さんと一緒だった。ヤコポさんは、私の一座の「南郷力丸」である。
「みんなで、お祝いに行くね!」
翌日、本当にうららかな日に、湊川神社で、羽織はかま姿のヤコポさんと白無垢の花嫁、そして、振り袖姿のイタリア人の妹さん、そして、留め袖姿のお母さんをみつけた。
みんな、すばらしく美しかった。
四国から出てきたという花嫁の祖父が
「私は、じゅんこをきちんと育てました」と、国際結婚が残念でならないらしく、なんども、私に、繰り返した。
「じゅんこの父親が、早くに亡くなって、母親が再婚してしまったので、私が父親がわりに、きちんと育てました。」
「だから、じゅんちゃんは、あんなに素晴らしいお嬢さんになってらっしゃるじゃないですか」
「私は、じゅんこを、きちんと・・・それなのに」
「いいじゃないですか?ヤコポさんは素晴らしい青年です。じゅんちゃんは、彼の事、日本男児以上に日本男児だと言ってましたよ」
「私は、じゅんこをきちんと、育てたのに」
「おじいちゃん、イタリアは、戦争の時同盟国だったじゃないの。いいじゃないですか・・・」
今では、二人の男の子に恵まれて、協力し合って幸せに暮らしている、このしっかりものの夫婦を、おじいちゃんは、もう、許しただろうか?
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外人の着物姿も結構色っぽいですね^m^
傑作・庫裏
2010/2/18(木) 午後 2:06 [ 敬天愛人 ]
かぐやひめ様
そうですよね…歴史や文化を学び、そして共感され、我が国「日本」を愛していらっしゃる、日本人以上に日本人らしい方々は沢山居られます。
逆に、我が国の恩恵を国民以上に享受しながらも、更なる特権を希望され、傍若無人に振る舞う方々も居られます。
2010/2/18(木) 午後 8:52 [ 中西 ]
やっぱり和服がいいですね。女性は花嫁姿が一番美しいですね。
在日と人達は自分を支えてる命綱を必死に切ろうとしている劣等民族でしょうね。
2010/2/19(金) 午前 8:38 [ 英雄 ]