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【コラム 撃戦記】

進むスポーツ選手の低年齢化 もっと安全性に考慮を!!

2011年1月26日

 スポーツ選手の低年齢化はとどまるところを知らない。卓球の全日本選手権は小4の伊藤美誠と平野美宇が女子シングルスの最年少記録を競った。

 格闘技でも10代の活躍が目立つようになった。打撃系は相手の体に直接力を加えるだけにリスクが大きく、個人的には低年齢化を賛成できない。だが、キッズ大会の裾野は確実に広がっている。高度成長を支えた団塊世代の子育ても、今は孫の時代。スポーツを将来の職業にしようと英才教育をする余裕もある。年少記録を更新する選手の親はかつてのアスリートが多く、環境が整えば素質が開花しやすい。

 K−1では高校生を対象にした「K−1甲子園」が人気だ。その初代王者で新日本キックボクシングの日本フェザー級2位雄大(19)=治政館=が今月、同級1位菊池大介(30)=伊原稲城=との王座決定戦に勝って王座に就いた。弟・翔栄(16)も昨年、K−1甲子園で優勝。キックのリングに登場し、兄の前座で白星デビューを飾った。

 兄弟の父・晴山隆氏は空手道場を経営、息子たちを3歳から特訓して“アマの大会荒らし”で有名だった。ボクシングの亀田3兄弟もしかり。低年齢化の大前提として、安全性を考慮したルールと防具・用具の開発も同時に進めてほしい。 (格闘技評論家)

 

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