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【プロ野球】

佑 評論家を“仕分け”

2011年2月12日 紙面から

訪問を受けた魔裟斗(右)と、握手をする日本ハム・斎藤=沖縄・名護市営球場で

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 蓮舫さんもビックリ!? 日本ハムの斎藤佑樹投手(22)=早大=が11日、野球評論家らの意見を頭の中で仕分けていくと宣言した。沖縄・名護キャンプでは、次代を担うエースとなるため、さまざまなことを試していく考えだが、自分に合わないものはしっかりと“分別”する決意だ。

 一徹を貫く。名護キャンプはまさしく、千客万来。さまざまな球界OBや評論家が訪れ、新聞の紙面などを通じてアドバイスを送ってくる。新聞にも目を通すという斎藤だが、決して惑わされない。今の自分にとって有効な助言かどうかを“仕分け人”よろしく聞き分ける。

 「基本的に全部聞き、『いいな』と思ったことは取り入れて、『ちょっと違うなあ』というのは聞き流して…。分別はしますね」。新人らしからぬ大胆な発言。しかし、斎藤の表情はさも当然とでも言いたげだ。早実高、早大時代にも続けていたことだ。「メリハリをつけてやりたい。しっかり考えてやりたい」と力強く言った。

◆いいものだけ吸収

 初めて、プロのキャンプを経験するルーキー。さまざまな意見がその耳に入ってくる。そこで陥りがちなのが、すべて取り入れようとして混乱してしまう。フォームを崩してしまうこともあるだろうが、斎藤の考えはひと味違う。「全部聞いていたら(体が)持たなくなる。その人にはできても、自分にはできないことはある」。だからこそ、自分にとっていいと思ったものだけを吸収できるように“仕分け”するのだ。

 雨のため、今キャンプでは初めての屋内練習。午前中の軽いトレーニングだけで切り上げ、いい休養になった。13日には韓国・サムスンとの練習試合(名護)で実戦デビューする。「打たれてもいいと思っています。打者と対戦できればいいと思っています」。初の対外試合に向けても、確固たる考えがある。成功へと続く一本の道。斎藤はぶれずに、自分の足で一歩ずつ歩んでいく。 (川越亮太)

 

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