日本ボクシング界最速となるプロ7戦目で世界王座を獲得したWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔(21)=井岡=が、5回TKOでの快勝劇から一夜明けた12日、大阪市内の井岡ジムで改めて喜びに浸った。時計をプレゼントすることを約束した井岡弘樹会長(42)は、「朝に全部のスポーツ新聞を買いに行きました。(大きく扱われて)僕自身うれしかった」と、顔をほころばせた。「中1から頑張って世界チャンピオンまで上り詰めてくれた。ここまでは100点満点」。おいの順調な成長ぶりに目を細めた。
父・一法氏(43)も笑いが止まらない。「ようやったと思う。本人が『これからがスタート』と言っているが、その通り」と、頼もしげに息子を見やった。今後については、プロモーターとして「防衛が先決。いきなり返上はできない」と説明。「いずれ(階級は)上げなあかん。今年中にチャンスがあれば」と、年内の2階級制覇挑戦を視野に入れた。
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