台東区長選:自民が異例の予備選 現職と元参院議員

2010年12月15日 2時36分 更新:12月15日 9時51分

07年の参院選で落選し、敗戦の弁を語る保坂三蔵さん=東京都台東区の選挙事務所で2007年7月30日、工藤哲撮影
07年の参院選で落選し、敗戦の弁を語る保坂三蔵さん=東京都台東区の選挙事務所で2007年7月30日、工藤哲撮影

 来年4月の東京都台東区長選に関し自民党台東総支部は14日、推薦候補を決めるため、区内の党員と党友による予備選挙の実施を決めた。3選を目指す現職の吉住弘氏(69)と元参院議員の保坂三蔵氏(71)が立候補する。自民党本部によると、首長選で同党が予備選を行うのは全国的にも珍しいという。

 自民党は03年の区長選で元都議の吉住氏を公認。07年区長選では推薦していた。吉住氏は今回も推薦を求めたが、今夏の参院選で落選した保坂氏も総支部に推薦願を提出。調整が付かず「密室で絞り込むと、他党に『閉鎖的。談合体質』などと攻撃材料を与えてしまう」として異例の予備選を決めた。

 選挙期間は19~25日。公職選挙法の対象ではなく、インターネットの利用も可能。党員・党友約1800人に両候補の政策を記した紙と投票用紙を郵送し、演説会を22日に開く。郵送で投票を受け付け、27日に開票する。

 区長選には、元区議の中山寛進氏(38)が民主推薦で出馬を予定している。【田村彰子】

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