重力波望遠鏡:愛称を募集 東大宇宙線研

2010年12月14日 20時27分 更新:12月14日 20時40分

 東京大宇宙線研究所は14日、神岡鉱山跡(岐阜県飛騨市)に建設する「大型低温重力波望遠鏡」の愛称募集を始めた。重力波は重力の影響で生じる波で、物理学者アインシュタインが20世紀初めに存在を予言。今も直接検出できず、成功すればブラックホール誕生の解明などにつながりノーベル賞は確実と言われる。

 研究所は、望遠鏡を身近な存在にしてもらおうと愛称募集を決定。毎日新聞夕刊のコラム(今年8月12日付)で「重力波望遠鏡を応援してゆくことに決める。早くこの望遠鏡にも相応(ふさわ)しい名前をつけてあげてほしいと願う」と書いた作家の小川洋子さんを委員長に、愛称決定委員会を発足させた。

 応募は研究所のサイト(http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/gr/namelcgt.html)から。締め切りは来年2月9日。【青野由利】

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