社会

ハンターの聞き取り続く
(北海道)
事故から1週間、ハンターは名乗り出ていません。
厚真町の山林で男性がライフル銃で撃たれ死亡した事故で、警察は、道内や道外のハンターからの聞き取りを進めています。

厚真町の山林では警察がきょうも、ライフルの銃弾を捜しましたが、見つかりませんでした。伐採作業中にライフルで撃たれ死亡した新渡戸勝彦さん。事故から1週間がたちました。現場では、ハンターの男性2人が目撃されていますがいまだに名乗り出ていません。さらに、当時2人が着ていたオレンジ色のジャケットは、猟友会が配布したものとみられています。
(新渡戸さんの妻)「(撃った男性が)良心がある人なら1日も早く名乗り出て欲しい」
警察は、道内に48ある銃砲店に情報の提供を求めています。こちらの店にも、事故後に銃を手放したハンターがいないか警察から問い合わせがありました。
(シューティングサプライ・山口円さん)「警察からどんな情報でもいいから教えてくれと連絡が来た」「(撃った男性は)早く自首してほしい」
新渡戸さんは200メートル離れた道路からエゾシカと間違えられてライフル銃で撃たれたとみられています。そのライフル銃のほとんどには、スコープがつけられています。200メートル先の人をスコープでみると…。はっきりと確認することができました。
(山口さん)「(スコープを)使って人とシカを見間違えるのは考えられない」
スコープを使わずに肉眼で目標を狙うタイプのライフル銃もありますが、射程が短く、道内でのシカ猟にはほとんど使われないといいます。
(山口さん)「本州のイノシシ猟は(射程が短く)スコープをつけない人が多い」「(スコープがなく)人とシカの判別ができなかった可能性も否定できない」
警察は引き続き、銃弾を捜すとともに道内、道外で、ライフル銃を持つ人への聞き取り調査を続けています。
[ 2/11 20:00 札幌テレビ]