楠木クイーンが子どもたちを直接指導=中津市本耶馬渓町の樋田公民館
中津市本耶馬渓町の樋田公民館で、本耶馬渓みらいっこクラブのかるた教室が開かれた。小倉百人一首競技かるたの永世クイーン楠木早紀さん(21)=中津市出身=が来場し、子どもたちに技術指導を行うなどして交流した。
かるた教室は12人の小学生が在籍。週2回競技かるたの練習を積んでいて、県の大会で上位入賞者を多数出すなどレベルは高い。この日は、指導者の田中裕行さんが子どもたちのいい刺激になってもらえればとの思いから、かつて直接指導していた教え子の楠木さんをゲストに招いた。
楠木さんは子どもたちの横につき、取り方の一つで、札をまとめて飛ばすように取る「払い手」など主に技術面をアドバイス。言葉に加え、模範となる動きを実際に見せるなどして、熱心に教えていた。
「初めて来た昨年に比べ、レベルが高くなっているように感じました」と楠木さん。6年生の兎洞芽依さん(12)は「(楠木さんは)かるたに対しては厳しいイメージがあったけど、優しく教えてもらえました」とにっこり。
競技かるたを扱った少女漫画の影響もあり、低年齢層の競技人口が増えているという。楠木さんは「かるたの楽しさを知ってほしい。強くなってもらって、クイーンに挑戦するぐらいになってくれればうれしいですね」と話した。
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