無届けの社債公募で“丸美”を告発
無届けの社債公募で“丸美”を告発 02/09 19:38

国に届け出をしないで、社債を募集したとして、証券取引等監視委員会はきょう、民事再生手続き中のマンション管理会社「丸美」の元会長を、証券取引法違反の疑いで刑事告発しました。

刑事告発されたのは、福岡市のマンション管理会社「丸美」と、元会長の金丸近容疑者です。

証券取引等監視委員会によりますと、丸美は2006年7月、社債を50人以上に販売する場合、公募債として国に届け出る義務があったにもかかわらず、およそ1万5000人に対し無届けで募集し、10億円以上を販売したとしています。

証券取引等監視委員会が証券取引法の「無届募集」で刑事告発したのは全国でも初めてで、「無届募集で安易に資金調達を行おうとする会社に対して警鐘を鳴らす意味がある」としています。