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無縁社会(2月11日付)

 悲しいことだが「無縁社会」という言葉が認知されてきた。単身世帯が増え地縁、血縁など人と人とのつながりが崩れつつある現代社会のことをいう◆この言葉を冠した本が出版され、菅首相も先の施政方針演説で言及した。もともとは昨年1月にNHKスペシャルとして放映された「無縁社会~“無縁死”3万2千人の衝撃」から生まれた造語である。独り亡くなり引き取り手のない身元不明の自殺や行き倒れ、餓死など「無縁死」が年間3万人を超す現実が明らかになった◆こうして亡くなった人たちは、自治体で火葬され、無縁墓地に合葬される。番組ではそうした1人の高齢者が東京で亡くなるまでの軌跡を追っていた。本当だろうかという疑問と、いつから日本はこんな背筋が寒くなるような国になったのだろうというやりきれない思いが胸を突いた◆菅首相が無縁社会対策に本腰を入れる。貧困や高齢で社会から孤立する人を減らす「一人ひとりを包摂(ほうせつ)する社会」特命チームを立ち上げた。包摂とはまた難しい言葉だが、疎外された人々を再び包み込むということだろうか◆無縁死は地方から都会に出てきた人に多い。佐賀市での身元が分からず引き取り手のない死亡者はここ10年で5人。スーパーでの行き倒れ、公園、自宅での自殺などだったという。増えてはおらず、まだ縁が機能しているといえよう。だが無縁社会は深く静かに進行する。誰しも孤独と隣り合わせである◆未婚の増加や高齢化などで単身者は増える。国の施策は必要だが最後は一人一人がつながろうとする一歩が重要になる気がする。誰しも一時期は大事な縁を結ぶことがあったろう。頼ってもいいし、頼られたら引き受ける。そんな気持ちを大切にしたい。(章)

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