全日空:格安航空会社設立へ 関空活性化に期待も

2011年2月1日 22時36分

 全日本空輸は1日、関西空港を拠点とする格安航空会社(LCC)を2月中旬までに設立すると発表した。本社はまず東京に置くが、3月をめどに関空かその周辺へ移転。運航開始は当初予定通り11年度下半期とし、可能ならば11年中の実現を目指す。

 就航から1年以内をめどに小型機5機程度を使い、国際線、国内線を各3~4路線運航する予定。コスト競争力のあるLCCが就航することで、関空活性化への期待が高まりそうだ。

 社名を暫定的に「A&F・アビエーション」とし、ブランド名を3月以降に決め、社名も変更する。設立時の資本金は約3000万円で、全日空と香港のファーストイースタン投資グループ(FE)側などが出資。就航までに出資額を最大約150億円に引き上げ、全日空が4割弱、FEが3分の1弱を出資するほか、国内投資家の出資に向けて交渉中。最高経営責任者(CEO)に、全日空LCC共同事業準備室長の井上慎一氏(52)が就く。

 全日空は当初、LCCを昨年末に設立する予定だったが、FE側との交渉に時間がかかり、設立時期が遅れた。

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