タイガーマスク:神奈川、岐阜、長崎でも児相などに贈り物

2011年1月9日 21時55分 更新:1月9日 22時19分

「伊達直人」からの手紙とランドセルを示す長縄良樹施設長=岐阜市長良森町の日本児童育成園で2011年1月9日、立松勝撮影
「伊達直人」からの手紙とランドセルを示す長縄良樹施設長=岐阜市長良森町の日本児童育成園で2011年1月9日、立松勝撮影

 8日夜から9日朝にかけても「伊達直人」名義での贈り物が相次いで届けられた。

 神奈川県厚木児童相談所(厚木市水引)では9日午前8時20分ごろ、出勤した職員が駐車場に置かれた赤い袋2個を見つけた。中にはプラモデルなど22個が入っていた。送り主は「伊達直人」名義で「ランドセルでなくてごめんなさい。一時預かり所や児童養護施設の子供達のお役に立てればと玩具を置かせてもらいます」と手紙が添えられていた。

 また、児童養護施設「日本児童育成園」(岐阜市長良森町)では、指導員が8日午後9時50分ごろ、包装紙で包まれたランドセル5個を見つけた。「新一年生のみなさんへ おめでとうございます 伊達直人」と書かれた手紙が置かれていた。

 長縄良樹施設長(63)は「子供たちはうちにも来たと大喜びしています。子供と一緒にお礼を言いたい」と喜ぶ。小学3年の女児(9)は「新1年生の子が喜ぶので、私もうれしい」と話していた。

 一方、長崎こども・女性・障害者支援センター(長崎市橋口町)では9日午前9時40分ごろ、60代ぐらいの女性がロビーに箱を積んでいるのを児童福祉司(33)が発見。声を掛けると無言で立ち去ったという。箱には女児用の赤いランドセル7個が入っており「寄贈 長崎の伊達直人 ヒバクシャ」と書いた紙が置いてあった。

 センターには児童相談所が入っている。福祉司は「長崎にも来たんだと思った。善意はありがたい」と話した。【長真一、立松勝、錦織祐一】

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