2011年1月9日 20時2分
ロシア大統領府は8日、メドベージェフ大統領が日露原子力協定の批准法案に署名したことを明らかにし、ロシア側の批准手続きを終えた。協定は核燃料の再処理委託や原発事業など原子力の平和利用の枠組みを定めており、日本でも批准されれば発効する。
協定はプーチン露首相が09年5月に訪日した際、日露両政府が締結し、ロシア上下両院は先月に批准承認した。期間は25年。大統領府は声明で「両国がウランの試掘・採掘、軽水炉の設計・建設・利用、放射性物資の保護・管理で協力する」と明記した。【モスクワ】