かんなぎの編集履歴
かんなぎとは、武梨えりによる漫画。
『Comic REX』(一迅社刊)にて創刊号(2006年1月号)より連載。
2008年10月よりテレビアニメが放送された。
2009年1月号から作者の病気療養のため連載休止。
2011年初頭に連載復帰予定。
元ネタは、放送局のMBS、CBCがロケで多用している三重県志摩市の波切神社とその周囲の神様。かなりローカルな信仰で、日本書紀などとは関係図式が異なる。これにギリシャ神話をアレンジしている。(同じ元ネタをSTARDRIVER輝きのタクトで巫女ネタとして流用している。)
※同地は作者の出身地と同様、ガメラで壊滅している。(平成の3作目で仙台、次作で志摩市)
尚、主要登場人物の全てが同地の神様の分御霊である。
元々、毎日放送は伊勢志摩フィルムコミッションと繋がりが深く数多くの番組で協力関係にある。本作もそのうちの一つ。
同時に、海猿、ALWAYS三丁目の夕日などで毎日放送に深くかかわっているROBOTSの山際新平の出身地でもある。この為、同氏が現地で関わった逆境ナインのネタも木村貴子のネタとして本作に入っている。
毎日放送かアニメの製作元の何れかが放送を前提に情報提供した物と思われる。
この為、作中に伊勢志摩フィルムコミッションが提供したと思われる写真が使用されている。また、ネタの殆んどは同フィルムコミッションの関係している映画などからきている。元ネタになった波切神社は、同フィルムコミッションのホームページに掲載されている神社の1つ(他は伊勢神宮内宮、外宮、伊雑宮の3社のみ)。
登場人物の全ては三重県志摩市の波切神社とその周辺の祠の神様で、伊勢志摩フィルムコミッションがサポートしている映画やTVなどの撮影の際にロケを行った現場の物である。
主な人物が美術部員であるのも同地が絵かきの町であるため。
ナギ/ナギ様-神薙神社の神木から作られた木彫りの精霊像から出てきた自称神。
※波切神社の主神。国狭槌命とその同一神(イチキシマヒメ、アルテミスなど・名前はNagiという雑誌から)
※かんなぎ=さかなネタがスタードライバー輝きのタクトの気多の巫女のさかなちゃんへと続く。(声優も同じ戸松遥)
※詳細はナギ様のページへ。
御厨仁-ナギの相手役。美術部員。
※大己貴神(名前は船越御厨と熊野那智大社の建立者から)
※春日大社の桂昌殿に相当する同地の桂昌寺の本尊。千手観音(大黒様)
ざんげちゃん/涼城白亜-ナギの妹
※タギツヒメ(ペルセポネ/ディスポイナ・ざんげちゃんは聖母マリア、白亜は大王崎灯台から)
※波切神社の所轄神社で有る天真名井神社の神。
青葉つぐみ-仁の幼馴染。
※ヤガミヒメ(名前は因幡の白兎から・※作者のホームページのバニーガール)
※家出したため祠は無い。つぐみは神社の有る山が「うさぎ」の「さぎ」を表す「佐芸」(鳥の鷺)から。
響大鉄-仁の友人。美術部所属で絵を描くことが上手い。
ダンダラボッチ(名前は鉄の神から・民話の登場人物※10幕ネタ)
※当時は鉄の神と見られていた。大男。
秋葉巡-美術部員。オタク気がある。
カグツチ(名前は秋葉山の祠から・祠前で撮影された映画※OVA13幕ネタ)
※この祠前で撮影されたのが、尾道映画の巨匠の一人、小津安二郎の浮草。OVA13幕はその真似。EDのジャケットは尾道映画ネタ。スタードライバー輝きのタクトの日が死の巫女の薬品ネタへと続く。
※同映画のラストシーンに登場する駅が多気駅。気多の巫女へと続く。
木村貴子-マイク戦士。美術部員。
アメノウズメ(名前は岡村孝子から・祠の神。別名・猿女※OVA13幕ネタ)
※祠で撮影されたのが「小さき勇者たち~ガメラ~」。フィルムコミッションのサポートした映画で、前作のサポートした映画「逆境ナイン」の主題歌の歌手が岡村孝子。このネタがスタードライバー輝きのタクトの日死の巫女の野球バカネタへと続く。
大河内紫乃-美術部員。歌を歌うと目が開くらしい。
トヨタマヒメ(名前は川を上る和邇から・化身が和邇・親戚が龍神=トヨタマヒコ※21幕~24幕)
涼城怜悧-ナギ曰く、親バカ。白亜の父。
スサノオ(名前は地名・牛頭天王※23幕ネタ・ポセイドン)
毒蠍先生-美術部顧問。
シラヒゲ(名前は星座・毒蠍、実際は白い髭の海の神※22幕ネタ)
上森シゲ-神薙神社の氏子
オオヤマツミ(名前は神路山の神から)神話ではシゲの娘の子が紫乃の旦那となる。
上森シゲの娘-コノハナサクヤヒメ
みーぷー、その他の子供-天白神(スバル)
オズマ-ナギの昔の彼氏。
住吉三神(オリオン・名前は現地の野球ネタから)
神崎みう、竜哉、ぐうじ、しちょー-龍神
トヨタマヒコ(名前は船乗りの格言から※21幕~24幕)
吉田アンナ―ざんげちゃん、白亜の友達。
取りあえず、人。名前は満月の長い夜~月光少女アンティークナナ~の作者とナナから。舞台は同じ三重県志摩市。
※この作品に書かれている海女のドッペルゲンガーネタがスタードライバー輝きのタクトの日死の巫女のドッペルゲンガーへと続く。
※神様の関係は現地の神道である度会神道を使用しているため日本書紀などとは婚姻関係が異なる。(他の神話ではざんげちゃん、白亜の関係が異なってしまう。)
※民話上、大己貴神(仁)の妻はナギの同一神のミホツヒメ、タギリヒメ、スセリヒメ、ざんげちゃんと白亜のタギツヒメ、青葉つぐみのヤガミヒメの5人である。
※スタードライバー輝きのタクトの皆見の巫女は伊雑宮皇大神の倭姫に相当するが、本作では登場していない。
理由は作者の病気。本人曰く、無理がたたった末の大病。さらに編集部曰く、手術を伴うほどのものだった。事実、リハビリに1年以上かかっているため、かなりの重症とみて間違いないだろう。
同時期に処女騒動が起こったため、それが理由で連載を休止したのではないかという見方があったがこれは否定されている。2010年秋になって関係者から、「処女騒動があった時点ですでに病を発症して入院しており、騒動を知ったのはしばらく後だった」という事実が明かされた。
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