思うようにならないもの

2010-11-14 13:25:38 Theme: ひとりごと

前回の記事で『湿疹が出て』と書いていたアレ


帯状疱疹でした…(涙



あれから急に痛みが増して「おかしいな」とネットで検索


帯状疱疹と症状が似ているので土日でも診てもらえるところを探して

午前中に病院へ行ったら「帯状疱疹ですね」と言われました


本当は今日、妹が二週間ぶりに帰宅予定だったのだけど

夕べのうちにキャンセルしてもらった


帯状疱疹だった場合

妊婦と接触しないようにと注意書きにあったから

それもあって、早めに病院へ行ったのだけど



帯状疱疹とは皮膚の病気と言うより神経の病気らしく

とにかく痛い



帯状疱疹は疲労やストレスが原因となり

免疫力が低下したときに発症します。



なんてもらった帯状疱疹の冊子にも書いてある



乳がんのことなんて何とも気にしてない、みたいなこと言いつつ

実は神経すり減らすほど気にしてたみたいだ


もちろん「ガンかも…」と言われていて

まったくストレス感じないなんてことはないけど


そのストレスは通り越しているつもりでいたから

なんだか負けたみたいで悔しい




お医者さんに


「飲み薬出しますけど神経系の薬なのでびっくりするほど高いけど

びっくりし過ぎないように」


なんて言われた


びっくりしないようにしようと思ったけど

皮膚科で一万円近いとやっぱりびっくりだ




十分な睡眠と栄養をとり、精神的、肉体的な安静を

心がけることが回復への近道です。




そう書いてあるけど

今は忙しくてしっかり休養を取ることが出来ずにいる


今日もこれからバイトだし

平日も事務の仕事のあと自宅で制作作業しているし

ちょうど今、強化月間中なのだ



とは言っても、全部自分で決めたこと



がんばらなければ医療費が…と思って仕事増やしているけど

余計な病気増やしているんじゃ本末転倒だな


とも思う



思うけど


もしも入院、ってことになっても大丈夫なように

今のうちにやるべきことやってしまおうと前向きに張り切っているのに


腰を折られたみたいでイヤになってしまう



本当に自分の身体と心のことなのに

乳がんの検査に引っかかってから思うようにはならないことを実感



でもまあ


たっかーいお薬出されたことだし

このまま張り切ってがんばろうっと


休める時は出来るだけ休んで

納期も申し訳ないけど遅らせてもらって

これ以上ぎりぎりにしない程度に



ただ、帯状疱疹と言うことで家族がすでに心配モード


夕べは母に

「本当は何かストレス感じているんじゃないの?」



どっきーん



「ううん、ストレスなんて特にないよー」なんて言いつつ

バイト先での愚痴をちょっと話したりして夕べは笑って過ごした


そろそろ、乳がんの検査のことも話さないとなぁ、と思ったりしていた





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感謝しながら笑って過ごす日々

2010-11-11 22:45:11 Theme: 胸に宿るもの

わたしの務めている職場は小さな営業所で
従業員も片手で足りるほどしかいない


わたし以外の社員の平均年齢は65歳くらい


アットホームな職場だと思う




先月の再検査の際


職場の所長には乳がんの再検査になったことは話していたのだけど



ちょっと平日二日ほど、お休みをいただいた際

なぜかわたしが入院したと勘違いした所長がみんなに話していて

休み明けに職場に行ったら大騒ぎになっていてびっくりした



本当は彼と旅行に行ってただけなのに(笑


そんな所長の話をしたら「ダメだな、あの人は」と彼も笑ってた




所長は


「なんだよ。どうなったんだよ。ガンはよー」


と言うから



「まだ来月にならないとわからないんです」

と言ったら



「どうせたいしたことないんだよ」


そう言って笑う



口は悪いけど気さくな良い人


70代のおじいちゃんは

お気に入りの薬草図鑑を読みながら



「日日草のね、葉っぱにね、抗がん剤の効果があるんだって」



そう言いながら日日草のページをカラーコピーしたのをくれた



家族に話せずにいた分


そうやって近くで心配してくれたり

「大丈夫だ」と声を掛けてくれる職場の人たちの存在は温かで

気負いなく笑顔で過ごせる場所でもある

それが職場と言うのは本当にありがたいなって思う




そんな一ヶ月ほど前のある日


わたし以外の唯一の女性でもある70代のおばちゃんが


「大変だよ!事務員さん(わたしのコト)

アタシも乳がん検診、再検査の用紙が来たんだよ~。

なんだってんだよね。父ちゃんも入院してるのにイヤだねぇ」



そんなこともあって職場での話題が自然と乳がんになっていた



再検査になってから急に胸が痛みだした、とか


エコーってどんなんだ?とか


二人っきりになると遠慮なくあれこれ話したりして



おばちゃんは


「アタシはもう用ないから取っちゃったっていいんだよ。

でもさー、事務員さんは嫁入り前だから可哀そうだよ。

ダメだよ~。嫁入り前の娘のオッパイ取っちゃ~」



そんな風にいつもわたしのことも気にかけてくれた




今日、出勤したらおばちゃんが



「事務員さーん!アタシ、ガンじゃなかったって!」



そう、うれしそうに話してくれた



なんでも映っていたのはしこりではなく
水の袋だったのだそう


放っておいても自然と消えるものらしい



「そういうこともあるんだから、事務員さんも大丈夫よ!」


そう笑いながら言ってくれた




「事務員さん、病院いつ?」


「来週です」


「あのね、なんでもない人ほど先延ばしにするみたいだよ。

だから事務員さんも大丈夫よ~」



わたしはニッコリしながら


「そうですね」と答える



「アタシ、先生に事務員さんのことも聞いたのよ。

『同じ職場の人も乳がんの再検査をしていて細かい粒が映ってたって』って。

そしたらね、ガンでも小さいものは切らなくても取り出せるらしいよ!

えーっと、なんだっけ…」


「内視鏡ですか?」


「そうそれ!」



まさか自分の診察中にわたしのことまで思い出して

先生に聞いてくれるなんて思いもしなかった



細胞を採るマンモトームの検査まであと一週間


緊張からなのかわからないけれど

なぜか反対側の脇の下側のバストラインに湿疹が出来てしまった

かゆいし痛い…(涙



緊張は特にしていないのにな~




そういえば乳がんの再検査待ちだと言いながら

職場で飄々としているからか


「肝が据わっている」とか

「達観している」とか

いろいろ言われていたり(笑



悶々した時期があったから飄々も出来るのかもしれないな

一時は不安定になって泣いていた時もあったけど
今はなるようになるし、と落ち着いて笑っている


というか、開き直っているのかもしれない



感謝しながら笑って過ごす日々が


検査の結果が出てからも変わらずにあればいいなって思う













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検査のあった水曜日は
すっきりとした青空の1日だった

不思議と大学病院へ行く日は前後のお天気が悪くても
その日だけは手を伸ばしたくなるようなお天気


お日様を浴びながら病院へ

再々検査の内容は

採血→MRI→胸部レントゲン→心電図


受付して番号札を渡され、呼ばれたら採血室に入るのだけど
採血室には銀行の窓口みたいなカウンターが10席ほどあって
電光掲示板に番号が表示されたカウンターで採血を受けるようになっていた


ちょっとびっくり


わたしは斜め前のカウンターの女性がにこやかで温かみがあって
「この人に血採ってもらいたいなぁ」なんて思っていたら
本当に彼女に当たってラッキー♪と思った

些細なことだけど希望通りになるなんて幸先がいい


ところが採血の途中で血が出なくなってしまった

試験管6本分採らなければいけないのに
3本目の途中で渇れてしまった


「あの、右腕に替えましょうか?」

困った様子だったので自分から言ってみる


「すいません。二度も針刺すことになってしまって…」

申し訳なさそうにそう言って再チャレンジ

わたしもまさか血が出なくなるなんて思わなかったからびっくりした


結局、昔のように注射器で吸出しながら採血して
それぞれの試験管に移していた


貧血はないはずだけどかなりの低血圧

血も吹き出ないなんてなぁ



その後、初めてのMRI

緑色の不織布の使い捨て検査着に着替え
左腕に像影剤の注射を受ける

採血で二度刺しているから、とのんびり見ていたら
この注射すごく痛かった

とりあえず刺しただけで注入は検査中に行うという


MRIの検査室の中は青空と草原の壁紙

そしてカーペンターズが流れていた


怖い検査じゃないと思っていたけど
癒しモードが全開すぎてかえって警戒


「では、前を開けて胸をくぼみに入れるようにうつぶせに寝てください。
音がうるさいのでヘッドホンをしますね。
顔の向きはどちらでもいいですよ。
左腕からは途中で像影剤が入っていきます。
両腕は万歳していて下さいね。
では、右手にブザーを握っていて下さい。
何かあったら握れば鳴りますから」


若い男性技師の方が手際良く説明しながら
万歳の姿勢でうつぶせになっているわたしの右手にブザーを握らせ
ヘッドホンをはめて身体にバスタオルをかけてくれた


MRIは音がうるさいのは聞いていたけど
ヘッドホンの意味をなさないくらいの大音量だった

機械音が止まるとカーペンターズが聞こえる

ずっとは聞こえないけど時々でも聞こえるとホッとする



無事にMRIを終え
レントゲンと心電図を撮ったらいよいよ診察


中に入ると先生が腕組みしながらMRIの画像を見ていた


「やっぱりここに写ってますね」


先生が指差した部分が白く濁っていた

明らかに周囲と違うのが素人目でもわかる


思わず

「ああ、ほんとだ」

と、ノンキに答えてしまった


「でもまだ細胞を採ってみないとわからないからね。
良性なら取らなくてもいいし、たとえガンだったとしても
まだ小さいから部分的に取るので大丈夫だよ」


そう励ますように言ってくれた

なんだかその言葉ですごく心が軽くなった


大丈夫と思えるかどうかって
自分の意思だけではどうにも出来ないことが多い

先生の言葉や態度から得られる大丈夫は心強い


グレーなのは相変わらずなのだけど
病院を出たわたしの心はすがすがしいくらいすっきりしていて
はなうた混じりで商店街を歩いて駅に向かった


「休む」と言ってた会社に午後から出勤して仕事

病院から職場は電車で3駅なので近いし
少しでも稼いでおかないと


なんせお会計が1万5千円をちょっとオーバーしていて
「ひー」だか「ひゃー」だか思わず小さく叫んでしまったから


休んでいるバアイじゃない


たぶん、最終的な結果が出るのは来月の今頃になりそう

また1ヶ月待つ


とりあえず大丈夫と思えたから次の検査までも大丈夫

次回は彼も付き添ってくれるから

今よりもっと大丈夫




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