井岡、5回TKOで日本最短の世界奪取

肩車の上で号泣する井岡一翔=神戸ワールド記念ホール(撮影・神子素慎一)
肩車の上で号泣する井岡一翔=神戸ワールド記念ホール(撮影・神子素慎一)

 「WBC世界ミニマム級タイトルマッチ」(11日、神戸ワールド記念ホール)

 同級10位の挑戦者・井岡一翔(井岡)が、王者オーレドン・シッサマーチャイ(タイ)を5回1分7秒TKOで破り、日本最短となるデビュー7戦目での世界王座獲得に成功した。

 スピードのある井岡は2回に左フックのカウンターで先制のダウンを奪う。そのままペースを渡さず、5回に左ボディーで2度目のダウンを奪い、快挙を達成した。「記録は意識せず、この試合に勝てばすべてがついてくると思って戦った。みなさんに感謝でいっぱいです。4階級制覇します」と新王者は力強く宣言した。

 元世界2階級王者の井岡弘樹氏を叔父に持つ井岡は辰吉丈一郎、名城信男の8戦目を超える新記録を樹立。オーレドンは7度目の防衛に失敗した。井岡の戦績は7戦7勝(5KO)、オーレドンは41戦39勝(14KO)1敗1分。

(2011年2月11日)

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