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講演会:島根の2医師、医療行政を紹介--秋田 /秋田

 地域医療と医師確保に関する県主催の講演会がこのほど秋田市であった。秋田と同様に高齢化や医師偏在などの課題を抱える島根県から医療行政に携わる医師2人が来県し、取り組みを紹介した。

 中川正久・県病院事業管理者は、国立大学病院勤務医の待遇を改善したうえで、周囲の病院と役割分担する形が望ましいとし、医学生への奨学金についても「返済して県外に出るケースは多く、『何年後に何人残る』と単純に想定すべきでない。どのように定着させるかが重要だ」と指摘した。

 また木村清志・同県医療企画監は、県医師確保対策室長時代、県内勤務を希望する医師とその家族の生活や子供の教育環境まで配慮し、06~09年度で計42人を確保した実績を紹介した。

 質疑応答では、参加した県内医療関係者から、自治医科大卒業生の定着や、勤務医の待遇改善のあり方についての質問が相次いだ。【岡田悟】

毎日新聞 2011年2月11日 地方版

 
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