「帽子と服捨てた」と周囲に 京都・舞鶴の高1殺害京都府舞鶴市で昨年5月、高校1年の小杉美穂さん=当時(15)=が殺害された事件で、殺人容疑などで逮捕された無職中勝美容疑者(60)が、防犯カメラの映像公開後、事件当日に着ていた服と帽子を「捨てた」と周囲に話していたことが8日、中容疑者の知人への取材で分かった。 舞鶴署捜査本部は昨年6月初旬、自転車を押す黒っぽい服と帽子の男が、小杉さんとみられる女性と一緒に歩いている様子が写る映像を公開していた。 中容疑者は「知らない」と容疑を否認しているが、捜査本部はこうした経緯を把握し、証拠隠滅を図った可能性もあるとみて慎重に裏付け捜査を進めている。 知人によると、中容疑者は昨年5月6日夜、黒い帽子と黒い上着姿で舞鶴市内の飲食店を訪れビールを飲んだ。しかし、映像公開後に再び同じ店を訪れた際には、店員に、事件の日に着用していた「黒い帽子と上着を捨てた」と話した。乗ってきた自転車も隠そうとした。 応対した店員によると、中容疑者は疑われていると意識し、事件の話題が出るのも嫌がっていた様子だったという。 【共同通信】
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