血祭ドウコクの圧倒的な力の前に敗北を喫したシンケンジャー。なかでも、無茶をしてドウコクと最後まで渡り合った丈瑠の傷はかなり深い。その怪我はもちろん、最近の様子から丈瑠を心配することは。そんな彼女のもとに姉・みつばからの手紙が届き…
一方、六門船── ドウコクに公然と叛旗を翻したアクマロ。水切れが治らず三途の川の底に沈むドウコクの居ぬ間に、何やら奇妙な作戦を企てるのだが…
脚本:小林靖子 監督:渡辺勝也
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2009年12月6日O.A.
血祭ドウコクの圧倒的な力の前に敗北を喫したシンケンジャー。なかでも、無茶をしてドウコクと最後まで渡り合った丈瑠の傷はかなり深い。その怪我はもちろん、最近の様子から丈瑠を心配することは。そんな彼女のもとに姉・みつばからの手紙が届き…
一方、六門船── ドウコクに公然と叛旗を翻したアクマロ。水切れが治らず三途の川の底に沈むドウコクの居ぬ間に、何やら奇妙な作戦を企てるのだが…
脚本:小林靖子 監督:渡辺勝也
体の弱い姉・みつばに代わって侍になったことは。その姉から届いた手紙を読み、もし姉がシンケンイエローであったなら、と思いを巡らせます。もし姉であれば、もっとみんなの役に立っていたのでは? もし姉であれば、茉子も殿様の様子について相談してくれるのでは? と。そんな、悩める乙女・ことはちゃんを、森田涼花ちゃんが素晴らしい演技で見せてくれますので、乞うご期待!
一方、鬼の居ぬ間に、と六門船で指揮を執るアクマロ。ある場所に餓鬼地獄を作ろうと画策しておりますが… 場所? シタリも不審がるその作戦。果たして何を企んでいるのでしょう?
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みなさまきっと楽しみにして頂いている「シンケンVSゴーオン」、実はちょっと変わった試みを行っています。とはいえ、今回お話しするのは技術的なことなので、以下は興味のある方のみ(^^;
ずいぶん昔、シンケンジャーは「レッド・ワン」というちょっと変わったデジタルシネマカメラで撮影していることをお話ししました。そもそもレッド・ワンはテレビではなく映画用に作られた(HDテレビの規格ではなく、デジタルシネマの規格に沿って作られた)カメラです。当然、夏の銀幕版も、「シンケンVSゴーオン」もレッド・ワンで撮影しています。
話が前後しますが、元々映画は35m/mフィルムで撮影し、35m/mフィルムで仕上げ、35m/mフィルムで上映するのが主流でした。しかしながら、デジタル技術の発達により、編集作業やCG・コンポジットの関係で、一時的にせよデジタルデータ化される部分が増えております。
戦隊シリーズの映画でいうと、マジレンジャーでは合成カットのみデータ化していたのですが、ボウケンジャーではタイトルバックと合成カット、ついにゲキレンジャーで全カットデータ化し、デジタル仕上げに変更されました。つまり、35m/mフィルムで撮影、デジタルデータ化して仕上げ、全カットをフィルムに焼き直し(Fレコ)して、35m/mフィルムで上映、ということですね。(ちなみに、これも以前お話ししましたが、現状の映画製作では、デジタルビデオカメラでの撮影が主流になりつつあり、入口からデジタルデータ化しています)。
で、話を再び「シンケンVSゴーオン」に戻しますと、なんと本作は全てデジタル上映することとなりました。デジタルで撮影して、デジタルで仕上げて、デジタルで上映する。入口から出口まで一貫してデジタルデータ。(夏の銀幕版3Dも実は同じなのですが、2DはFレコしてフィルム上映でした)ちょっと隔世の感もありますが、現在の映画システムの最先端。周回遅れといわれていた戦隊スタッフの大逆襲。地味ではありますが、かなりの大挑戦だったりしますので、応援宜しくお願い致します(^^;
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(文責:宇都宮孝明、大森敬仁) |
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