みんなにご飯を作ろうとする茉子… の姿に絶望的な表情を浮かべる丈瑠たち。喜んでいるのはことはだけ。何しろ、ことはにとっての茉子は「憧れ」というより「尊敬」するお姉さんですから。
そんな茉子が買物帰りに見つけたのは泣いている子供たち。外道衆のナキナキテが、自分の分身(白鬼子)と子供たちを入れ替え、親たちに白鬼子を自分の子供と思い込ませていたのだが…
脚本:小林靖子 監督:竹本昇
東映ホーム > テレビ > 侍戦隊シンケンジャー > あらすじ一覧 > 第十三幕 重泣声
2009年5月10日O.A.
みんなにご飯を作ろうとする茉子… の姿に絶望的な表情を浮かべる丈瑠たち。喜んでいるのはことはだけ。何しろ、ことはにとっての茉子は「憧れ」というより「尊敬」するお姉さんですから。
そんな茉子が買物帰りに見つけたのは泣いている子供たち。外道衆のナキナキテが、自分の分身(白鬼子)と子供たちを入れ替え、親たちに白鬼子を自分の子供と思い込ませていたのだが…
脚本:小林靖子 監督:竹本昇
自分の子供と思い込み、白鬼子をあやす親たち。逆に親たちに忘れられ、涙を流す子供たち。ナキナキテの無慈悲な作戦にシンケンジャーの怒りが爆発します。しかし、ナキナキテにはもうひとつ隠し玉が… 戦いの最中、丈瑠・流ノ介・千明の三人に、泣けば泣くほど重くなる赤鬼子をくっつけて、戦闘不能に追い込みます。こうなれば、シンケンジャーが誇る二人のヒロインに全てをかけるしかない。
凛々しく美しい茉子を、侍として女性として尊敬することは。まるで、仲のいい姉妹みたいですが、茉子だって完璧な人間じゃありません、ていうか完璧な人間なんていないです。互いが見せる新たな面を、繊細な心情を、臨ちゃんと涼花ちゃんの二人が、本当に素敵な演技で見せてくれます、必見ですよ。
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シンケンジャー初の前後篇となった第11・12幕。ドラマ・アクション・特撮、それぞれスタッフ・キャストが限界に挑戦、素晴らしい作品に仕上げてくれました。本当にありがとうございます。
で、今回はアクションの話をちょっと。シンケンジャーは侍がモチーフ、チャンバラがメイン、と撮影が始まる前から石垣AC監督を始めJAEのみなさんとお話ししたのですが、やはりみなさん詳しいです。次から次と出して頂くアイデア、毎話のアクション、試写を見るたびに拍手拍手。基本、化物揃いのJAEさんですが、本作では恐ろしいまでの技を披露してもらってます。
一刀に大斬刀に、諸田組では二刀流、まさに剣の達人・福沢さん。破天荒で複雑なアクションを楽々こなす竹内さん。特に槍さばきは半端ないです、よ~くご覧下さい(ちなみに、アクションシーンの多くはスピード感を出すため、コマを落として撮影します。でもこの二人で立ち回ると、あまりの動きの速さにコマを落とすと映らない…)。正統派であるが故に戦隊では難しい剣技をこなす押川さん。人見さんと橋口さんも、性別を感じさせる立ち振る舞いと、性別を忘れさせる立ち回り、可愛くそして恰好いいです。
外道衆だってすごいです。蜂須賀さんの妖艶な刀さばき、華麗な足さばき。逆刃長刀・裏正を難なく操る清家さん(そもそもシンケンマルが1mを超える太刀ですから、差をつけるため、実は裏正の長さは1.5mを超えてます)。まだ本格的にアクションさせてない日下さんと大林さんという隠し玉もあったりして(^^;
さらには、アヤカシやナナシ連中を演じる方々(斬られ役が上手いからこそ映えるのです)、演者にストレスをかけないよう絶妙の補助をされる方々… わずかな撮影期間で、あれだけのアクションを完成させるJAEというチームの底力、ホント脱帽です。
(文責:宇都宮孝明) |
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