Androidデバイスの実機でデバッグする方法は、以下の公式ページに記載されています。
http://developer.android.com/guide/developing/device.html
以下に、手順1~3 として、まとめましたが、最初に概要を説明しておくと、
手順1 は、実機側で1度だけ設定が必要な作業です。
実機側の手順のため、OS に関係なく、共通です。
Windows の場合、手順2 で正しくドライバーをインストールさせるために、手順1 を最初に行う必要があります。
手順2 は、PC 側の設定であり、やはり、1 度だけ必要な作業です。
手順3 は、プロジェクト(ソースコード)側で必要な設定であり、プロジェクト毎に必要な作業です。
※手順3 をしなくても、エラーなどにはなりませんが、デバッグ時、ブレイクポイントに止まりません
1. 実機(Androidデバイス)側の設定を行う。
1-1. 「設定」アプリケーションを起動する。
1-2. 「アプリケーション」 > 「提供元不明のアプリ」を「ON」に設定する。
1-3. 続けて、「開発」 > 「USBデバッグ」を「ON」に設定する。
2. PC と実機(Androidデバイス)を、Androidデバイス付属の標準のUSBケーブルで接続する。
ここでは、Windows Vista を例に解説しています。
Windows XP の場合にも、画面が異なりますが、手動で、Android SDK 付属の USB ドライバを選択するというのは、同じです。
※Macintosh の場合には、接続後、自動的に認識されますので、手順3 へ進めてください
※Linux の場合には、(冒頭で紹介した)以下のページを参考にしてください
http://developer.android.com/guide/developing/device.html
または、「[Android] クリーンなUbuntu8.04環境にAndroidSDK1.5r3をインストールしてHT-03Aを接続するまで - adakoda」も参考になると思います。
2-1. プラグアンドプレイ(PnP)でハードウェアウィザードが実行されたら、下図を参考に、ウィザードの指示に従って作業を進める。
※下記のような画面が表示されず、自動的にインストールが完了した場合には、手順2-2 へ進める
2-1-1. 「ドライバソフトウェアを検索してインストールします」をクリック。
2-1-2. 「ディスクはありません。他の方法を試します」をクリック。
2-1-3. 「コンピュータを参照してドライバソフトウェアを検索します」をクリック。
2-1-4. 「次の場所でドライバソフトウェアを検索します」の下へ、Android SDK 付属の USB ドライバへのパスを入力する。
※例えば、32bit(=x86) 用の場合、「C:\Android\android-sdk-windows-1.5_r3\usb_driver\x86」など
「Windowsセキュリティ」の警告が表示されるが、「このドライバソフトウェアをインストールします」をクリック。
2-2. インストールが完了したら、コマンドラインから、「adb devices」を実行し、デバイスが認識されていることを確認する。
「List of device attached」の下に、「xxxxx device」などが表示されれば、正しく認識できているので、手順3 へ進める。
正しく認識できなかった場合、ドライバーを更新する必要があるため、続けて、以下の手順を実行する。
※手順1 を実行前に、PC と 実機(Androidデバイス)を接続した場合などに、このような現象となります
2-3. 手順1 を実行していなければ、手順1 からやり直す。
2-4. そうでなければ、「コントロールパネル」 > 「システム」 > 「デバイスマネージャー」を開き、
!アイコンとなっている「Android Phone] を右クリック > プロパティをクリックする。
2-5. 「ドライバタブ」 > 「ドライバの更新」をクリックし、手順2-1-3 へ戻って、作業をする。
3. デバッグしたいプロジェクトの AndroidManifest.xml にデバッグを有効にする記述を行う。
※プロジェクト毎に設定が必要です
3-1. Eclipse を使用している場合には、Package Explorer から AndroidManifest.xml をダブルクリックする。
3-2. エディタに表示されたら、Application タブをクリックし、Debuggable を true に変更する。
3-3. 正しく設定されたかどうかを確認するには、AndroidManifest.xml タブをクリックする。
※慣れてくれば、下記のように「android:debuggable="true"」を、「<application ~ >」の間に、直接、手で編集(挿入)してもよい