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給食、布に載せ食べさせる 出雲の小学校「遅い子指導」

2011年2月10日15時1分

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 島根県出雲市立塩冶(えんや)小学校の50代の男性教諭が、担任する1年生の児童らに、給食を皿からランチョンマットの上に移して食べさせていたことが分かった。教諭は「給食を食べるのが遅い子どもへの指導のつもりだったが、やりすぎてしまった」と謝罪しているという。

 同小によると、教諭は昨年10月ごろから、給食を約30分間の時間内で食べきれなかった児童に対し、「食器を返す時間だから」などと言って、それぞれが家から持参して使っている布製のランチョンマットの上に米飯やおかずを直接載せさせ、食べさせていた。スープ類は汁を先に飲ませ、具だけマットの上に載せるなどして、家から持参のはしで食べさせていた。

 25人のクラスのうち7人の児童にこうした行為を強要していたという。

 保護者から6日に学校側に苦情があって発覚し、学校側は8日夜に保護者会を開いて謝罪した。

 藤田隆幸校長は「大変不適切な指導だった。子どもたちに悲しい思いをさせて申し訳ない」と話している。

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