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　覚せい剤を購入したとして、覚せい剤取締法違反（譲り受け）の疑いで逮捕状が出ているタレント・小向美奈子容疑者（２５）が、１月２１日に入国したフィリピンのマニラで成田行きのフライト予約をキャンセルしていたことが１０日、分かった。テレビ民放各局が報じた。逮捕状が出ていることが明らかになった翌日の９日、小向容疑者を名乗る女性がマニラ市内の航空会社店舗を訪れ、１１日の予約を取り消したという。

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　やはり逃亡なのか。小向容疑者が帰国を“先延ばし”にした。民放各局の報道によれば、今月９日に小向容疑者を名乗る女性がフィリピンのマニラにあるデルタ航空の店舗を訪れ、１１日に出発する予定だった成田空港への帰国便をキャンセルしたという。

　小向容疑者は１月２１日に日本を出発し、マニラ空港からフィリピンに入国していた。現在は所在確認はされていないが、フィリピンから出国した記録はなく、現在も滞在しているとみられている。

　フィリピンには観光ビザで入国しており、日本人がビザを持たずに滞在可能な期間は通常２１日間。日付をまたいで入国していない限り滞在のリミットは１０日までで、何の手続きもしていなければ不法滞在になる。ただ、フィリピンではビザを申請すれば、５９日まで延長可能。入国管理局で比較的簡単にできるとされ、滞在期間を延長している可能性もある。

　小向容疑者は昨年、東京・品川区西五反田にあるビジネスホテルでイラン人の密売グループから、覚せい剤を購入した疑い。警視庁が今年１月に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕状を取っている。警視庁は、小向容疑者が帰国次第、取り調べを行う方針。

　小向容疑者は０９年２月に覚せい剤取締法違反（共同所持）で有罪判決を受け、現在も３年の執行猶予中だったため、逮捕そして有罪判決を受ければ、そこに前回の懲役１年６月が加算されることになる。