政治【小沢会見詳報】「現状のまま活動する」と離党を否定 (10日夕)+(5/6ページ)(2011.2.10 20:04

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【小沢会見詳報】
「現状のまま活動する」と離党を否定 (10日夕)

2011.2.10 20:04 (5/6ページ)
 会談後に記者の質問に答える菅首相(左)と記者会見する民主党の小沢元代表=10日午後、東京都内

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 会談後に記者の質問に答える菅首相(左)と記者会見する民主党の小沢元代表=10日午後、東京都内

 --外交問題について尋ねるが、世界でここ2週間くらいの最大の話題はエジプトの政変、あるいは2、3年の話題はアフガニスタンでのアメリカの苦境になっていると思います。前原誠司外相はエジプトの問題で「ムバラク大統領の続投が望ましい」とされた。小沢さんも同じ考えか。アフガニスタンに関して日本は50億ドル、450億円ですかの支援を決めているわけですが、内容がいまだにはっきり出てこない。鳩山由紀夫前首相のときには、具体的にこういうことをやるというのが出てきていたが、今の政権になって消えてしまったようで、民主党のウェブサイトからアフガニスタンの民主党の和平案に関するPDFファイルも削除されている。一体どうなっているのか

 「アフガンでは本当にご苦労さんでした。両方に共通するのは、貧困、所得の格差といわゆる貧困の問題だろうと思います。ですから、その意味でエジプトも、僕はムバラク大統領とは一回しか会っていないからよく分かりませんが、長年の権力の中でそうした一般の国民の生活、『国民の生活が第一』というスローガンをややもすれば忘れた結果ではないかと思っておりまして、それは国民の皆さんのそういったことに対する不満、不信が高まってくるのは当然だろうと思いますし、私は国民の多数の意思に従う政権が誕生するということが、今のムバラクさんが多数の支持を得られるのなら別ですが、国民の多数の帰趨(きすう)によって決めるということが当然ではないか」

 「アフガンも、僕はこれは、アメリカ大使との話のときも言ったが、オバマ(米大統領)さんになって、3万とか4万とか増派するということになりましたね。軍隊をね。何万、何十万、アメリカが兵を送っても絶対、戦でいえば勝てない。アフガンの国民を治めることは武力ではできないという話を私はしました。日本のアフガンへの支援の在り方は、やはりアフガン国民の生活を安定させるということを第一にして考えないといけない。その意味では、多少のリスクがあっても、国民皆さんの生活のために、日本人が汗を流すということだろうと思いますね。アフガンは自給率9割くらいだったと思いますが、今、4割切っていると。日本とくしくも同じですが、この現状を変えない限り、いくら軍隊を投入しても絶対、アフガンに平和も安定も来ないと私はそう思っておりますので、そのことを強く言った経過があります」

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