政治【小沢会見詳報】「現状のまま活動する」と離党を否定 (10日夕)+(3/6ページ)(2011.2.10 20:04

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【小沢会見詳報】
「現状のまま活動する」と離党を否定 (10日夕)

2011.2.10 20:04 (3/6ページ)
 会談後に記者の質問に答える菅首相(左)と記者会見する民主党の小沢元代表=10日午後、東京都内

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 会談後に記者の質問に答える菅首相(左)と記者会見する民主党の小沢元代表=10日午後、東京都内

 --(上杉氏)ちなみに強制起訴は、弁護士の郷原(信郎)さんは「アマチュア起訴」と言っていました

 --小沢さんは相当、政策通であることは、この間、記者会見で「政治とカネ」の問題しか聞かれていないので知られていないと思うが、今の日本を立て直すために、どういった政策が一番大事と思うか。どういう政策が今の日本のためになるのか

 「個別政策うんぬんというよりもその背景にある、どうしたらいいかということだと思うが、基本的には自立した日本人、日本人自身が自ら自立した個人にならないとこの問題は解決しないだろうと思っております。国家や社会は、自立した個人のその意思によっていろいろ活動する。できる限り自由に、できる限り個人の活動をエンカレッジする、サポートする、そういう仕組みを基本的に作ってやるというのが国家と社会の仕事だろうと思います。ただ、あくまでも自立した個人というのが前提にないと、それは成り立たない。そして民主主義が成熟しないという結果になってしまう。これに関連すればケネディ大統領の演説が有名ですが、国家が国民諸君に何を成すべきかということではなくて、国民諸君が国家や社会に何ができるか、という有名な演説がありますが、そういう自立心を養う。日本人の性格からいうと自立心と、創造力でしょうかね。模倣ではなくてね。それがほぼイコールだと思います」

 「一つは広い意味の教育でしょうね。家庭教育、社会教育、学校教育と分ければありますが、やはり一番大きいのは家庭教育だと思いますがね。親自身がきちんと自立していないと子供も育てられないのだから、そういう意味で、私はそういう考えを前提にして社会や国家の仕組みをそれぞれの人たちが活動しやすい、能力を発揮しやすい仕組みを作っていく。それと同時に自由な行動ですが、社会の大勢の人が集まった社会ですから当然、社会全体のセーフティーネットというものを考えるということも、自立社会と同時にそれがないと全くのイコール競争社会万能という話になっちゃいますので、大きな多くの社会で多くの人をセーフティーネットで支えながら、個人の努力と能力によって自立した個人の活動が営まれていくということが、非常に抽象的ですが、そう思います。煎じ詰めれば教育なんですかね。人づくりというか教育というか、そこから一歩から始めるということですかね」

 --(上杉氏)今、共同通信、時事通信の速報が入った。小沢元代表は記者会見で、菅首相から「裁判がすむまで党を離れてくれないか」と言われたという速報がありました。お知らせします。無意味な報告でした

 --政策の話ではなくて非常に恐縮ですが、石川氏の裁判の初公判を傍聴してきた。検察は冒頭陳述で水谷建設との関係をいろいろ述べて、胆沢ダムの建設に関連したお金があったということを言っていた。胆沢ダムについて、水谷建設から何か陳情を受けたことがあるのか。その前後に1億円の献金をいただく話はあったのか。それ以外に水谷建設との関係はどのようなものだったのか

 「日産建設? 水谷建設?」

 --水谷建設との関係。胆沢ダムにからんで献金があったか。ダムと関係なく水谷建設とどういう関係だったのか

 「僕? 今の挙げられた事実は全くないと思います。私はゼネコンであれ他の企業であれ、そういう企業の事業に関連して、経営者やオーナーと会うことは全くありません」

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