(cache) 舞鶴の少女殺害、母が証言 カメラ画像に「娘です」 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 舞鶴の少女殺害、母が証言 カメラ画像に「娘です」

     2008年5月の京都府舞鶴市の少女殺害事件で、殺人などの罪に問われた無職中勝美被告(62)の公判が10日、京都地裁(笹野明義裁判長)であり、殺害された小杉美穂さん=当時(15)=の母親(40)が現場付近の防犯カメラ画像について「(写っている女性は)娘です」と証言した。

     画像は事件直前に撮影され、検察側は中被告と小杉さんが一緒に写っているとして証拠請求。弁護側は画像が不鮮明だなどとして争っている。

     検察側の証人尋問で、母親は、事件当日の小杉さんについて「(前日の)午後10時くらいまでは家にいた」と話し、その後、当日の午前0時ごろまでには外出していたと思うと説明。現場で小杉さんの所持品が見つかったときの状況について「頭の中が真っ白になった」と述べた。

     母親が「犯人が憎い」と泣きながら訴えたのに対し、中被告が母親を犯人視する不規則発言をしたため、裁判長がたしなめる場面もあった。中被告は起訴内容を否認し、無罪を主張している。

     起訴状によると、中被告は08年5月7日未明、小杉さんに乱暴しようとして抵抗され、頭や顔を鈍器で殴り、殺害したとしている。

      【共同通信】