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【福井】

飲酒運転が2年連続増加 県警、昨年摘発331人

2011年2月10日

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 県警は9日、県内市町別の飲酒運転根絶マップを公表した。2010年に県内で飲酒運転により摘発された人数は331人で、前年より74人増加した。飲酒運転の摘発者は全国では減少傾向だが、県内は2年連続の増。県警では罰則などを紹介した啓発資料を作成し、飲酒運転の根絶を目指す。

 飲酒運転の摘発者を居住地別にみると、10市町で増えた。坂井市が46人(前年比23人増)、越前町は15人(同11人増)だった。越前市、美浜町、おおい町は減少した。

 県警交通指導課によると、飲酒運転が絡んだ死亡事故は8件で、前年より5件増。総死亡事故件数(45件)に占める飲酒運転の死亡事故の割合は、全国で最も高かった。

 飲酒運転をした理由は「捕まらないと思った」が半数以上の57・7%を占め、「翌日に車が必要」が15・7%だった。09年の飲酒運転の厳罰化に伴い、10年に運転免許が取り消されたのは、前年の4倍以上の205人に上った。

 同課の担当者は「飲酒運転は重大事故に直結し、罰金や免許取り消しと処分は重い。職場を解雇されるなど社会的制裁も受け、失うものは大きい」と訴えている。

 同課が作成した啓発資料は、県警のホームページでも公開されている。(増田紗苗)

 

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