宮城のニュース

危険運転致死傷の適用断念 仙台・飲酒暴走高校生2人死傷

 仙台市太白区根岸町の国道4号交差点で1月21日、高校生の列に飲酒運転のワゴン車が突っ込み2人が死傷した事故で、自動車運転過失致死傷などの疑いで送検された無職中沢孝治容疑者(28)=名取市=について、宮城県警が危険運転致死傷容疑での立件を見送る方針を固めたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。

 危険運転致死傷罪を構成する要件の「アルコールの影響で正常な運転が困難な状態」を立証するのが難しいと判断したとみられる。
 捜査関係者によると、中沢容疑者は仙台市中心部の繁華街を出発し、事故を起こすまでの通行ルートをはっきり覚えているという。さらに、中沢容疑者の前後を走行していた運転者の証言で、蛇行や信号無視などの行為がなかったことが判明した。中沢容疑者は「事故直前、居眠りをした」と供述しているという。
 県警は事故後、危険運転致死傷容疑の適用を目指し捜査してきた。危険運転致死罪は最高刑が懲役20年で、裁判員裁判の対象となっている。自動車運転過失致死傷罪の最高刑は懲役7年。


2011年02月09日水曜日


Ads by Google

関連記事

powered by weblio


宮城
RSS

△先頭に戻る

新着情報
»一覧
特集
»一覧
  • 47NEWS
  • 47CULB