黒賢者 【レギ血盟】
黒賢者 【レギ血盟】
バーツサーバーにおいて、数ある戦争勢力がありますが、城の実装された当初の時代から血盟の
名前も、盟主も変わらずに存続してきている勢力はそれほど多くないはずです。それも一線級の地
位に居続ける事はなかなかに難しい事ですが、黒賢者氏率いるレギ血盟についてはその要件を満
たす数少ない戦争血盟だと思います。
古くに遡れば、バーツの戦争史は正にZenith連盟を中心に回ってきたと言ってよいでしょう。
Tactics、梨園、赤龍、そしてレギ。それらが中核となり、その周辺を中小の戦争勢力で補強しなが
ら「巨大な連盟」を確立したのはZenith連盟が先駆けだと思います。現在のLA同盟、旧RAVEN血
盟についてはZenith連盟に参加したのはずいぶんと後の事ですし、当時はそれほど取り上げるべく
勢力でもなかったのは当時の戦争参加者ならよく知るところだと思います。
Zenith連盟の中核に位置し、そしてその後のLA・RF連合に友軍として参加し、現在ではLA連合と
呼ばれる勢力の一角として、常にバーツサーバーの勢力図に一定の影響を持ち続けているレギ血
盟の中心に位置するのが、黒賢者氏という事が一般的に理解できる人物像です。
今回は、私が見てきた黒賢者氏について回想してみます。
私の黒賢者氏への印象を一言でいうなら迷わず、「ずる賢い」です。
これは褒め言葉でもあり、嘲笑の目で見ている言葉でもあります。私が1stと呼べるキャラで黒賢者
氏とかなり深い知り合いだった事は、この場で割愛します。
あくまでレイリーアーシェというキャラで、接した視点のみを列記しましょう。
まず、Zenith連盟から梨園、LA同盟が離脱し、その勢力としての役割を終えようとしている頃です。
私が率いていた楼蘭血盟ならびにRousingForce同盟(以後RF同盟)は戦争動員数60~70人の中
堅勢力でした。当時はどこの戦争勢力にも属さず、独力で戦争に参加し、そして散っていた日々で
したね。当時のZenith連盟の凋落を見るに、旧来からの知り合いであった赤龍血盟の盟主であった
KingAlex氏の窮地を少しでも支援したい、という気持ちでZenith連盟への支援を表明し、彼らの戦
争会議等に参加を始めた頃でした。
正直言って、その当時にはすでにRF同盟はLA同盟との連携を模索しはじめており、Zenith連盟へ
の支援はあくまで「外部共闘」としての範囲を超えるものではなく、連合クラスでの連携はあくまで
LA同盟との予定でした。
黒賢者氏は、当時のZenith連盟の主軸であったにも関わらず、その裏ではLA同盟とRF同盟の新
たな連合に参加する事を画策していたのは今でも記憶に新しいところです。Zenith連盟での会議に
参加した際に、Zenith連盟の行く末を心配しながら中核をなしていたにも関わらず、その翌日には
LA同盟のLeonaid氏とギムレット氏の元へ、その後の身の振り方について協議をしていた
という事です。
私はレギ血盟ならびに黒賢者氏のそのような2面性と、「いいとこ付き」を容認する事ができずLA同
盟の両盟主に「レギ血盟は信用できない。友軍として共闘していくのは難しい」と伝えましたが、LA
同盟側はレギ血盟の有用性(要は、役に立つ)という理由から、共闘としての連携に理解を求めら
れました。私はRF同盟の今後を考え、個人的な思いは飲み込み、共闘を受け入れたというのが事
実です。
その後、LA+RF+レギという連合が誕生し、残されたZenith連盟は瓦解し消滅した事はバーツサ
ーバーで活動されたいた方はよく知るところでしょう。
Zenith連盟という、レギ血盟にアジト2個、戦争勢力としての存在価値をもたらした勢力に対して、
その凋落を見てすぐに「新勢力に鞍替えした」という事実は、バーツサーバーの方には知ってお
いてもらいたい事です。まあ、人間というものは低きに流れる生き物ですから、批判をする気はあり
ませんけどね。
その後、RF同盟はドリームシアター血盟(以後DT血盟)を迎え入れ、人数面ではバーツ最大の勢
力となり以後成熟の時を迎えて行こうとする時、ひとつの事件がバーツでは起きました。
それはラウル・アビス氏が率いる404NotFound血盟(以後404血盟)による「代理血盟戦」です。ラ
ウルは色々と矛盾点と、メンタル面での若干の問題は持っていたと思いますが極めてロジカルに、
そして頭がいい人間でした。単なる「害」としての行動を、血盟としての行動として昇華させたという
意味で、彼が血盟戦を引き受けてビジネスを行おうという発想には感服します。
その被害を受けたのが、他でもないレギ血盟です。
404血盟に、「どこかの誰か」が依頼を行い、その結果として404血盟はレギ血盟への布告を行う旨
を黒賢者氏に申し伝えました。その際、黒賢者氏がとった行動は戦争血盟としては絶対にとっては
ならない行動だった事は、バーツの方なら比較的広く知っている事かも知れません。
黒賢者氏は、「どこかの誰か」が404血盟に支払った依頼金の2倍の金額、およそ600~
700Mを404血盟に支払う事で血盟戦から逃れようとしました。
悪かったのは、この事実が404血盟のいずれかから流出し、やり取りのスクリーンショット等がすべ
て公開されてしまった事でしょう。この一連のやり取りが明るみに出た結果、レギ血盟は「脅せば屈
する弱腰血盟」というレッテルを貼られることになります。当時の600~700Mといえば相当な大金で
あり、たかが10名程度の404血盟に対して戦争勢力として誇れる規模を誇っていたレギ血盟がとる
手法でなかったのは明白です。
その後、LA同盟のLeonaid氏と私が黒賢者氏にこの真相を問い詰めると、こう答えました。
「多忙で、もう引退しようと思ってた時期だった。だから、アデナを支払って血盟を守ろうと思った」
この言葉を聞いた時、血盟主としての責任と苦労を背負っていたんだろうなと思い、何も言いませ
んでした。それほど悩んだ結果なんだろう、と。去り行く人に、さらに追い打ちをかける必要はないと
思ったんですね。って、思ってたら…。
あんた、それから3年経ってるのに
現役バリバリじゃないですか!!!!!!!
他にも語ればネタは沢山あるんですが、あまりに長くなってしまうのでこの辺でと・・・。
まあ、大体こんな感じの方ですね黒賢者氏は。
ああ、あと最後に。
LA+RF連合は、ある時期からフリンテッサ討伐をTMLT連合と交互に狩るというルールになっていま
した。その当時、LAとRFが45名構成の17~20名ずつ、残りをレギ、勇者という感じでしたね。
ある時期から、共闘として円卓さんなどを加える事になったんですが、各盟主の中でこれに一番
消極的だったのも黒賢者さんでした。ギムレット氏と私が一番これに積極的で、Leonaid氏とfuh
氏はまあ少しの枠ならいいんじゃないという姿勢、黒賢者さんについてはタダでさえ少ない枠がもっ
と少なくなるというような言い振りでものすごく腰が引けてたのが印象的です。
ずいぶんと、ギムレット氏が説得していたような気がしますね(苦笑)
改めて、こう考えるとLA同盟のギムレット氏はその調整役として極めて重要な役割を持っていた人
だったなあ、という思いに駆られますね。あ、今回の記事とは関係ないですね・・・。